Eclipse を使用した COBOL 開発

COBOL アプリケーションは、ローカルマシン上またはリモートサーバー上で作成、デバッグ、および実行することができます。IDE 内で COBOL や Remote Systems Explorer パースペクティブなどの Eclipse 機能を使用して、構文をバックグラウンドでチェックしたり、COBOL プログラムをビルドおよびデバッグしたりします。他の Micro Focus 製品と同様に、COBOL 固有のプロジェクトを使用して、IDE 内での日常の開発アクティビティを支援します。包括的な COBOL ヘルプを備えた、編集、コンパイル、およびデバッグのための使い慣れた機能を提供します。

COBOL　開発システムの機能は次のとおりです。

適切なペインおよびビューを IDE に表示するパースペクティブ (Remote System Explorer、COBOL、デバッグなど)。
次のような編集機能：
- 構文チェックを行うバックグラウンド解析
- Ctrl+Space の押下によるコードテンプレート
- [Outline] ビュー
- コードの完了
- 折りたたみ/展開
- コードの色分け
次のようなプロジェクトハンドリング：
- 自動ビルド
- 依存関係チェック
- エンジンとしての ANT
- ディレクトリのビルド優先順序
- SQL 指令のサポート
- 複数のビルド構成
異なるデバッグシナリオに対して再利用可能なデバッグ構成。標準デバッグ以外に、次の実行も可能です。
- 実行中のアプリケーションへの接続。すでに実行している COBOL アプリケーションにデバッガーをアタッチできます。
- アタッチの待機。このプロセスにより、デバッガーは COBOL アプリケーションのアタッチの待機を開始します。
次のような包括的なデバッグ機能：
- ブレークポイント
- [Expressions] ビュー
- スタックトレース
- ステップ実行
- [Variables] ビュー
- 監視ポイント

注: UNIX 上でローカルな SQL アプリケーションを扱う場合は、Eclipse を起動する前に RDBMS 環境が設定されていることを確認してください。詳細については、RDBMS ベンダーのドキュメントを参照してください。

リモートでのアプリケーション開発

COBOL リモートアプリケーションを開発する場合、ソースコードをホストする Micro Focus Enterprise Developer UNIX Components を実行しているリモートサーバー、および開発インターフェイスとしてローカルマシン上の Eclipse IDE を使用します。

リモートマシンを使用すると、Windows または Linux でホストされている Eclipse IDE を使用して、UNIX サーバー上および Linux サーバー上でアプリケーションを開発およびホストできます。この場合、ソースコードはすべてリモートサーバー上で管理されます。また、Eclipse IDE をホストするマシンで実際のビルド処理は発生しません。代わりに、編集、コンパイル、およびデバッグなど、すべての処理タスクがリモートサーバー上で実行されます。ローカルクライアントとリモートサーバー間で、たとえば FTP を使用して、ファイルをコピーする必要はありません。