以下の推奨事項は、Eclipse を使用して大規模なアプリケーションをビルドする場合に Eclipse のパフォーマンスを向上させるために役立ちます。
自動ビルドを無効にする
プロジェクトやコードの変更によってビルドが自動的に開始されないように、自動ビルドを無効にすることをお勧めします。
- [プロジェクト] をクリックし、[自動的にビルド] をオフにします。
選択したファイルまたは選択したプロジェクトのみをビルドする
ワークスペース内のすべてのプロジェクトまたはプロジェクト内のすべてのファイルをビルドすることは避けてください。
選択したプロジェクトのみをビルドするには、次の手順を実行します。
- 自動ビルドがオフになっていることを確認します。
- COBOL エクスプローラーで 1 つ以上のプロジェクトを選択し、選択した項目を右クリックして、[プロジェクトのビルド] をクリックします。
選択したファイルのみをビルドするには、次の手順を実行します。
- 自動ビルドがオフになっていることを確認します。
- プロジェクト内の 1 つ以上のファイルを選択し、選択した項目を右クリックして、[コンパイル] をクリックします。
選択したプロジェクトのみをクリーンアップしてビルドするように Eclipse を構成するには、次の手順を実行します。
- [プロジェクト > クリーン] をクリックします。
- [以下で選択したプロジェクトをクリーン] をオフにします。
- [ビルドを即時に開始] がオンになっていることを確認し、[選択したプロジェクトのみビルド] をクリックします。
- リビルドするプロジェクトを選択します。
すべての成果物をリビルドしない
プロジェクトのプロパティ設定を変更したときにビルド成果物が削除されないように Eclipse を構成してください。つまり、プロジェクトをリビルドしてすべての成果物をビルドする必要はありません。
- [ウィンドウ > 設定 > Micro Focus > ビルダー] をクリックします。
- [Delete build artifacts in output folder when project settings change] を [Prompt] に設定します。
警告: このオプションをオフにすると、プロジェクトの設定の一部がビルド成果物に反映されないことがあります。成果物を使用する必要があるときに、それらをリビルドするようにしてください。
ネイティブ COBOL プロジェクトを並行してビルドする
マルチ CPU マシンでは、ネイティブ COBOL プロジェクト内の複数のファイルに対するより迅速な並列マルチプロセッサ コンパイルを有効にすることができます。これを行うには、次の手順を使用します。
- [ウィンドウ > 設定 > Micro Focus > ビルダー] をクリックします。
- CPU 数に応じた値を [Set Multi-processor compilation/linking] の [Maximum compilations/links to execute concurrently] に指定します。
詳細については、「COBOL アプリケーションのビルド」を参照してください。
COBOL JVM アプリケーションを増分ビルドする
増分ビルドをするように JVM COBOL プロジェクトを構成できます。これにより、Eclipse で、変更されたファイルのみをビルドして、ビルドのオーバーヘッドを削減できます。
この増分ビルドを有効にする方法の詳細については、「JVM COBOL のコンパイル」を参照してください。
コード カバレッジまたはプロファイラー情報なしでビルドする
コード カバレッジまたはプロファイラー情報については、必要ない場合は使用せずにアプリケーションをビルドしてください。これらの設定を使用すると、ビルドの完了に要する時間が長くなります。プロジェクトを自動的にビルドするように Eclipse が構成されている場合、プロジェクトでこれらの設定を変更すると、プロジェクトのビルドが開始されることに注意してください。