XML SET ENCODING

この文には次のパラメーターがあります。

説明

パラメーター

説明

Encoding

このパラメーターの値は、"local" または "utf-8" でなければなりません。値が "local" の場合は、オペレーティング システムで使用されている文字エンコードが使用されます。値が "utf-8" の場合は、データが UTF-8 でエンコードされているものとして扱われます。このパラメーターの値では大文字と小文字が区別されず、ハイフンとアンダースコアは省略可能です。たとえば、"LOCAL"、"Local"、および "local" はすべて同じです。"UTF-8"、"Utf_8"、および "utf8" もすべて同じです。

XML SET ENCODING 文を使用すると、COBOL データ構造内のデータの文字エンコードを指定できます。これにより、ローカルの文字エンコードと UTF-8 の間で文字エンコードを切り替えることができます。Windows では、ローカルの文字エンコードはランタイムのネイティブ文字セットと同じになります。つまり、ランタイム システムのネイティブ文字セットに応じて Windows ANSI コード ページまたは Windows OEM コード ページのいずれかになります。UNIX では、ローカルの文字エンコードは MF_XMLEXT_LOCAL_ENCODING 環境変数の値によって指定されます。この環境変数が定義されていない場合はデフォルトの MF_LATIN_9 が使用されます。

注:Encoding パラメーターの値で "utf-8" を指定すると、MF_XMLEXT_LOCAL_ENCODING 環境変数は無視されます。この環境変数の詳細については、「COBOL と文字エンコード」を参照してください。

XML SET ENCODING 文は XML ドキュメントの文字エンコードには影響しませんが、COBOL プログラムのデータの文字エンコードには影響することに注意してください。詳細については、「データ表現」を参照してください。

XML SET ENCODING 文は、Encoding パラメーターの値が認識されないとエラーの状態値を返します。

XML SET ENCODING "local".
IF NOT XML-OK GO TO EXIT-1.

デフォルト値は "local" です。XML SET ENCODING が呼び出されていない場合はデフォルトが使用されます。