ディプロイの構成要件

サポートされる各種の COBOL プログラム サービス インターフェイスを正しくディプロイするための、Web サービスのプロパティの設定とエンタープライズ サーバー インスタンスの構成の要件について説明します。

Web サービスのプロパティ

COBOL プログラム サービス インターフェイスをディプロイする前に、サービス インターフェイスのタイプに応じて、適切な Web サービスのプロパティが設定されていることを確認してください。ほとんどはデフォルトのプロパティのままで問題ありませんが、次の項目の調整が必要になることがあります。

すべての COBOL プログラム サービス インターフェイス
[Endpoint URL] のポート番号は、デフォルトでは 9003 ですが、関連付けられたエンタープライズ サーバー インスタンスの Web サービスおよび J2EE リスナーに対して指定された [Endpoint Address] のポート番号と一致する必要があります。[Endpoint Address] を変更した場合は、[Endpoint URL] プロパティを同じ値に更新してください。

Web サービスのプロパティを変更する手順については、「ディプロイ プロパティを設定するには」を参照してください。

Enterprise Server 要件

Enterprise Server では、デフォルトのエンタープライズ サーバー インスタンス、ESDEMO が提供されます。このインスタンスは、COBOL プログラム ベースのサービスを実行するように構成されています。ただし、サービスで使用する固有のエンタープライズ サーバー インスタンスを作成して構成する場合は、「エンタープライズ サーバーの新規作成」の手順に従って ESTemplate.xml テンプレートを使用します。

Web サービスおよび J2EE リスナー
エンタープライズ サーバー インスタンスの Web サービスおよび J2EE リスナーの構成で、[Endpoint Address] のポート番号が Web サービスのプロパティで指定された [Endpoint URL] のポート番号と一致するように調整する必要があります。[Endpoint URL] のデフォルトのポート番号は 9003 です。詳細については、「リスナーのエンドポイント アドレスで固定ポートを設定するには」を参照してください。
注: 9003 以外のポートを使用する場合は、Web サービスのプロパティで [Endpoint URL] のポート番号を更新してください。

さらに、サービスのタイプによっては、Web サービスおよび J2EE リスナーのサポートされる変換タイプを変更する必要があります。この設定は [Endpoint Address] と同じページにあります。次の表を参考にしてください。

サービス タイプ 変換タイプ
SOAP [SOAP and J2EE (legacy)]
Java (EJB) [SOAP and J2EE (legacy)]
REST [Web Services and J2EE]
その他の考慮事項
サービス インターフェイスをディプロイする前に、次の各項目について確認してください。
  • エンタープライズ サーバー インスタンスを起動します。
  • エンタープライズ サーバー インスタンスが 64 ビットで動作している場合に、Windows 32 ビット システムからディプロイすると、サービス ドライバー プログラムはコンパイルされず、コンパイルされたサービス ドライバー プログラムはディプロイ パッケージに含まれません。ただし、サービス ドライバー プログラムの COBOL ソースは、常にディプロイ パッケージに含まれます。64 ビット用の COBOL ソースを再コンパイルしてから、コンパイルされたプログラムをエンタープライズ サーバー インスタンスにコピーする必要があります。手順については、「64 ビット用ネイティブ COBOL プログラムのコンパイル」を参照してください。
  • エンタープライズ サーバー インスタンスEnterprise Server のリモート UNIX インストール上で実行している場合、そのエンタープライズ サーバーにもサービスをディプロイできますが、ディプロイ後、Enterprise Server が実行されているプラットフォームで、使用するサービス用に生成したドライバー プログラムをコンパイルする必要があります。手順については、「リモート UNIX マシンでのサービス ドライバー プログラムのコンパイル」を参照してください。