デフォルトでは、コンパイラはコピーブックを使用するプログラムと同じディレクトリでコピーブックを検索します。コピーブックが他の場所にある場合、その場所を定義する必要があります。
コピーブックの場所をプロジェクト ディレクトリの外部に定義するには、[依存性パス] タブのプロジェクト プロパティでコピーブック パスを指定するか、プロパティの [プロジェクト] タブでコピーブック プロジェクトをプロジェクト依存関係として追加するか、コピーブックをリンクされるファイルまたはフォルダーとしてプロジェクトに追加するか、環境変数 COBCPY を設定します。
ヒント: Linked resources are an Eclipse concept and are supported for COBOL projects, but Micro Focus recommends you use project dependencies where possible, and create projects to contain the resources and define an appropriate dependency between them.
これらのコピーブックの場所の検索順序を選択するには、[
プロジェクト > プロパティ > Micro Focus > ビルド構成 > ビルド パス > 依存性パス] をクリックして、フォルダーを必要な順序に並べます。
ヒント: 索引付けとバックグラウンド解析の速度を向上させるため、コピーブックが含まれていないパスは選択解除することをお勧めします。
プログラムの各 COPY 文でコピーするコピーブックを特定します。拡張子とパスのいずれかが欠けているために COPY 文のファイル名が不完全な場合、コンパイラはコピーブックを次の場所で検索します。
- COPY library-name で指定されたディレクトリ内。コピーブックの名前が正規の長いファイル名 (パスやディレクトリが含まれるファイル名) の場合、コンパイラは該当のディレクトリのみを検索します。
- コンパイルするメイン ソース プログラムが含まれるディレクトリ内。
- プロジェクト プロパティの [依存性パス] リストで指定されたパス内。
コピーブック プロジェクトをプロジェクトの依存関係として含めている場合は、このリストに含まれます。
- COBCPY 環境変数にリストされたディレクトリ内 (指定順)。
COPY 文でコピーブックのファイル名の拡張子が指定されない場合、コンパイラは指令 COPYEXT で指定された拡張子のファイルを検索します。