位置指定 UPDATE 文と 位置指定 DELETE 文

位置指定 UPDATE 文と位置指定 DELTE 文はカーソルと併用して使用し、検索条件句のかわりに WHERE CURRENT OF 句を記述します。WHERE CURRENT OF 句では、対応するカーソルを指定します。

     EXEC SQL
         UPDATE emp SET last_name = :last-name
          WHERE CURRENT OF Cur1
     END-EXEC

この操作により、Cur1 カーソルを使用してデータベースから最後にフェッチされた行にある last_name が更新されます。

     EXEC SQL
         DELETE emp WHERE CURRENT OF Cur1
     END-EXEC

この例では、Cur1 カーソルを使用してデータベースから最後にフェッチされた行が削除されます。

OpenESQL

ODBC ドライバーによっては、位置指定更新や位置指定削除に使用するカーソルに FOR UPDATE 句を記述する必要があります。位置指定 UPDATE および位置指定 DELETE は拡張 ODBC の構文であり、すべてのドライバーでサポートされているわけではないことに注意してください。

COBSQL

COBSQL では、位置指定更新や位置指定削除に使用するカーソルには FOR UPDATE 句を記述する必要があります。