VRECGEN

VRECGEN は、メインフレーム ユーティリティです。VRECGEN を使用して、可変長のメインフレーム ファイルのコピーを作成します。作成されたコピーでは、メインフレームから PC へダウンロードするためにデータ レコードにレコード長情報を埋め込みます。Micro Focus は、VRECGEN ユーティリティのソース コード (vrecgen.cbl) を提供しています。ただし、使用前にソース コードを変更し、提供されているバージョンの vrecgen.cbl で指定されていないオプションを指定する必要があります。

VRECGEN で作成されるファイルには、各可変長データ レコードの前に 2 バイトのレコード長フィールドがあります。レコード長フィールドには、2 バイトのレコード長フィールドに可変長データ レコードの長さを加えた値が含まれます。多くのファイル転送ソフトウェア (IBM SEND/RECEIVE など) では論理レコードを処理し、各レコードの長さを含む「レコード記述ワード」を削除するため、このフィールドが必要になります。この情報がない場合は、レコードを区切って、PC 上でデータ セットを再構築することはできません。

VRECGEN で作成されたファイルは、特別なダウンロード形式で表されます。このファイルをバイナリ形式で転送するには、標準の転送ユーティリティを使用する必要があります。その後、[データファイルの変換] ツールでファイルを処理できます。

注:

VRECGEN のソース コード (vrecgen.cbl) は、Micro Focus がモデルとして提供しているものであり、変更なしにすべてのサイトのニーズを満たすことができる最終的なユーティリティというわけではありません。アプリケーションやサイトの要件を満たす特定の値を含めるためには vrecgen.cbl を編集する必要があります。一般的に、vrecgen.cbl を編集するのは、最大レコード長を 32,000 バイトよりも大きくするためです。