FS_LOCATE_FILE

FS_LOCATE_FILE の機能は、次の点を除き、CBL_LOCATE_FILE と同じです。

• FS_LOCATE_FILE を使用した場合は、リモートにある Fileshare サーバーのライブラリでファイルを検索できません。
• CBL_LOCATE_FILE を使用した場合は、環境変数で指定した各パスに従ってファイルを検索できます。その後、ファイルを開く際に、返された actual-file-spec をファイル名として使用できます。

  user-file-spec に $$server-name というプレフィックスを指定した場合に、actual-file-spec を使用する OPEN 操作を自動的にリダイレクトするには、actual-file-spec にも同じ $$server-name というプレフィックスを格納する必要があります。デフォルトの設定では、Fileshare は、ユーザー プログラムに actual-file-spec のファイル名のみを返します。actual-file-spec の $$server-name を返すには、FS_LOCATE_FILE への呼び出しを行う前に、user-mode の MSB を設定してください。

• リモート ファイルが見つかると、FS_LOCATE_FILE は、多くのパスを含む環境変数を使用して、actual-file-spec を返します。この actual-file-spec には、ファイルが存在する場所のフル パスも含まれます。

構成可能な DYNREDIR によって FS_LOCATE_FILE の呼び出しをカスタム ファイル ハンドラーに転送する場合、カスタム ファイル ハンドラーは、op-code FAF8 plus fcd(3:1) で呼び出され、値 5 を使用して自身を FS_LOCATE_FILE 呼び出しとして指定します。

入口フィールド

入口では、次のフィールドを設定します。

入口では、fcd-name-length フィールドの長さは、フィールド fcd-name-ptr によってポイントされたファイル名の長さと同じです。

出口では、次のフィールドを設定する必要があります。