CICS コンテナー デモンストレーションには、デモンストレーションを実行するプロセスができるだけ簡単になるように設計されたバッチ ファイル (bld.bat) が含まれています。本トピックでは、bld.bat の実行時に指定できるパラメーターについて説明します。
バッチ ファイルを実行して CICS コンテナー デモンストレーションを実行するためのコマンドは次のとおりです。
bld.bat { {dn|x64|x86} [debug] |
rmi }
パラメーターは次のとおりです。
- debug
- CICS アプリケーションを実行するだけでなく、デバッグも行えるように指定します。debug を指定すると、Dockerfile の代わりに Dockerfile.debug が実行されます。
- dn
- CICS アプリケーションを .NET 環境で実行するように指定します。dn を指定すると、Dockerfile の代わりに Dockerfile.dn が実行されます。
- x64
- CICS アプリケーションを 64 ビット環境で実行するように指定します。x64 を指定すると、Dockerfile の代わりに Dockerfile.x64 が実行されます。
- x86
- CICS アプリケーションを 32 ビット環境で実行するように指定します。x86 を指定すると、Dockerfile の代わりに Dockerfile.x86 が実行されます。
- rmi
- 以前に作成した CICS コンテナー デモンストレーション イメージを削除するように指定します。rmi を指定すると、すべての CICS コンテナー デモンストレーション イメージが削除されるまで docker rmi --force コマンドが複数回実行されます。
注: CICS コンテナー デモンストレーションで作成されるイメージを実行する際、コンテナーのエンタープライズ サーバーをホスト マシン以外のマシンから Micro Focus Directory Server (MFDS) および Enterprise Server Monitor and Control (ESMAC) を使用して管理できるようにするには、
docker run コマンドでいくつかの追加のパラメーターを指定する必要があります。追加のパラメーターは次のとおりです。
-
-p 16001:86/udp -p16001:86/tcp -p 9000-9010:9000-9010
コンテナーのポート (86) をホスト マシンのポート (16001) にマップします。
-
-e MFDS_EXTERNAL_ADDR=host-computer-name
MFDS が ESMAC に移動するために使用するホスト マシンの名前を指定します。