PROCOB

DBMAN=ADO の使用時に、Pro*COBOL アプリケーションの OpenESQL への移行を容易にします。
制約事項: .NET アプリケーションにのみ適用されます。

構文:

PROCOB

プロパティ:

デフォルト: なし

依存性:

PROCOB を使用するには、DBMAN=ADO を設定する必要があります。

範囲:

コンパイル時の使用: あり
実行時の動作: ソース ファイル

詳細については、「範囲 - OpenESQL SQL コンパイラ指令オプション」を参照してください。

説明:

PROCOB を設定した場合の OpenESQL の動作は、次のとおりです。
  • CHECKSINGLETON 指令と DATE=EXTERNAL 指令を設定します。
  • INSERT、UPDATE、および DELETE の各文で RETURNING 句をサポートします。
  • SQLCA のエラー コードを Pro*COBOL 互換エラー コードに変換します。これは mfpcocds.txt ファイルによって制御されます。デフォルトでは、このファイルは %ProgramData%\Micro Focus\SQLCODES にあります。
  • Oracle EXEC SQL VAR 文をホスト変数等価文として受け入れます。
  • OPEN、EXECUTE、INSERT/UPDATE/DELETE、および SELECT INTO の各文でのみ SQLERRD(3) をクリアします。
  • FETCH 文の場合、SQLERRD(3) をフェッチされた行数ずつ増分します。
  • オプションの UNSAFE_NULL 指令をサポートします。
  • 整数のホスト変数を PIC S9(n)COMP-5 として宣言できるようにします。n4 から 9 です。
  • 符号なしの COMP-3 (DECIMAL) ホスト変数を許可します。
  • SQL FETCH 文と SELECT INTO 文で、ホスト変数をコロン (:) で指定できるようにします。
  • PIC X(n) ホスト変数でフェッチされた Oracle 日付とタイムスタンプの結果タイプを、警告の生成なしに切り捨てます。
  • 匿名 PL/SQL ブロックの呼び出しをサポートします。
  • 結果集合を返すストアド プロシージャを呼び出す PL/SQL ブロックで使用する SQL-CURSOR ホスト変数をサポートします。
  • ストアド プロシージャの呼び出し時に Oracle 固有の構文を処理します。
  • データベース関数を呼び出すための Pro*COBOL 構文をサポートします。