動的 IMS メッセージ キューの拡張

Enterprise Server の以前のバージョンでは、 エンタープライズ サーバー リージョン Administration の [Server > Properties > MSS > IMS > TM > General] ページ上の Enterprise Server のために指定された [Maximum blocks] のサイズは、コールド スタートでの静的に割り当てられたメッセージ サイズでした。後続の変更は、次のコールド スタートの実行まで有効になりませんでした。

Enterprise Server バージョン 2.3 以降では、[Maximum blocks] は、メッセージ キューのデータ ストアを拡張できるサイズの限度を示します。最初 (デフォルト) の割り当ては、必ず、必要な最小ブロック数となります。つまり、最初に割り当てられるブロック数は、[Queue buffer count] で指定されているバッファ数と同じかそれより多くなります。アプリケーションを実行すると、ブロックが割り当てられ、必要に応じてこの制限値までフォーマットされます。

データ ストアのサイズを拡大するほか、領域不足のために必要になる適切な介入が可能になるよう、十分な緊急用割り当て領域を提供するクッションとして、予約する割り当て済みブロックのパーセンテージを変更することもできます。

[Maximum blocks] の仕様は、最初は Enterprise Server Administration によってデフォルト値である 32 ブロックに設定されています。任意で、エンタープライズ サーバー リージョンを起動する前にこの値を変更できます。起動後は、任意でブロック数およびクッション サイズを増加し、リージョンの実行中に ESMAC で [IMS Control] ページから新しい設定を適用できます。

いつでも最大ブロック サイズを現在のメッセージ キューの物理割り当てまで効率的に縮小することができます。物理的に割り当てた後に、メッセージ キュー領域を動的に縮小することはできません。これにはコールド スタートが必要になります。

起動時に、Enterprise Server Administration で設定された最大サイズが現在の物理メッセージ キュー サイズよりも小さい場合は、最大サイズはメッセージ キューの物理サイズに設定されます。

起動後に、最大メッセージ キュー サイズを、現在のメッセージ キューの物理サイズに相当するブロック数からアーキテクチャ上の限度である 63488 ブロックまでの任意のサイズに調整できます。