バッチ バックアウト ユーティリティによるデータベース変更の回復

バッチ バックアウト ユーティリティは,バックアウト ログ ファイルを処理して、ログ ファイルを作成したプログラムから発行された IMS データベースに対する更新を無効にします。ログ ファイルは逆方向に処理されます。データベースの更新は、バッチ ジョブ全体に対してロールバックするか、または特定のチェックポイント ID に戻すことができます。

バッチ バックアウト ユーティリティへの入力ログ ファイルは、BBOLOGI DD 文で指定されます。このログ ファイルは Enterprise Server で次のようにカタログ化する必要があります。

//BBOLOGI DD DSN=HLQ.PRJ01.BBOLOG.DEMO001T,DISP=SHR

BBOLOGO DD 文を使用して、オプション回復ログ ファイルを指定できます。このファイルも Enterprise Server でカタログ化する必要があります。次に例を示します。

//BBOLOGO DD DSN=HLQ.PRJ01.BBOLOG.RECOVERY,DISP=(NEW,CATLG,DELETE)

データベース ファイルをバックアウト ユーティリティ実行前の状態に復元する必要がある場合に、ログ出力ファイルを使用できます。この場合、この回復ログを以降のバックアウト ユーティリティ実行への入力ログ (BBOLOGI) として使用します。

注意:
ログをバックアップするときやログを代替の場所に移動する場合、拡張ログの存在に注意することが重要です。作成する回復ログ (ddname BBOLOGO に関連するファイル) データ ファイルおよびそのファイルに関連する、どのような拡張もあってはなりません。それらのファイルがある場合、回復ジョブは終了し該当するエラー メッセージが表示されます。