Windows 用の Enterprise Developer ビルド ツールでは、Enterprise Developer のコマンド プロンプトから実行できるコンパイル、リンク、ビルド、および実行操作をすべて実行できます。
Windows 用の Enterprise Developer ビルド ツールには、Enterprise Developer に含まれているメインフレーム サブシステムのサポートとまったく同じサポートが含まれています。したがって、Enterprise Developer を使用して、CICS、IMS、JCL、アセンブラー、PL/I などの機能を利用するアプリケーションを作成した場合に、Windows 用の Enterprise Developer ビルド ツールを使用して、これらのアプリケーションをコンパイル、リンク、ビルド、および実行すると、Enterprise Developer の使用時とまったく同じ効果が得られます。
Windows 用の Enterprise Developer ビルド ツールでは Visual Studio IDE は使用されないため、Visual Studio を使用して、Enterprise Developer と同じように Windows 用の Enterprise Developer ビルド ツールで COBOL アプリケーションをデバッグすることはできません。その代わり、Windows 用の Enterprise Developer ビルド ツールは、IDE を含まないため、Docker コンテナー、CI/CD 環境、またはその他の自動ビルドおよびテスト システムでの使用に適しています。
Windows 用の Enterprise Developer ビルド ツールで COBOL アプリケーションをデバッグするには、Enterprise Developer に用意されているリモート開発機能を使用して、Windows 用の Enterprise Developer ビルド ツールで実行されているアプリケーションにアタッチしてデバッグします。
以下のセクションでは、このような操作を実行するために Windows 用の Enterprise Developer ビルド ツールで使用する各種のコマンドについて説明し、Windows 用の Enterprise Developer ビルド ツールで利用可能なコマンドの詳細情報を提供する本ドキュメントの他の部分へのリンクを示しています。