カスタム COBOL スニペットの作成

コード スニペットを管理する際や新しいカスタム コード スニペットを作成する際は、Visual Studio コード スニペット マネージャー (ここをクリック) を使用する必要があります。スニペットはデフォルトのインストール フォルダーで直接編集しないでください。その場所で行った変更は元に戻され、以降の Patch Update リリースなどで Enterprise Developer にアップグレードをインストールすると失われます。Microsoft の手順に従うと、Patch Update のインストール時にスニペットが正しく処理されます。

標準の COBOL スニペット ファイルを作成する手順は次のとおりです。

  1. コード スニペット ファイルを作成します。

    手順については、Visual Studio のヘルプを参照してください。

  2. エディターでスニペット ファイルのコードを編集して、目的の機能を組み込みます。

    MSDN のコード スニペット スキーマ リファレンスを参照してください。

  3. <Code Language=""> タグの Language 属性で COBOL を指定します (<Code Language="COBOL">)。
  4. ファイルを [Snippet Files (*.snippet)] として保存します。
  5. Intellisense にスニペットを反映するには、Visual Studio コード スニペット マネージャーを使用して、作成したファイルを使用可能な COBOL スニペットに追加します。

    Visual Studio のヘルプの「How to: Manage Code Snippets」を参照してください。

エディターでスニペットを挿入する際、コード領域に自動的にインデントされ、ソース形式に応じてソース ファイルのマージンが設定されます。

左マージンを使用するスニペット

Micro Focus 固有のスニペット関数を使用して、左マージンを使用するスニペットを定義できます。オフセットが必要な各行の先頭に関数を追加します。

これらの関数のいずれかがスニペットで使用されている場合、デフォルトのマージンの自動インデントは適用されません。

関数 動作
MFOffsetLeftMargin() 次の数の空白を挿入して、左マージンを埋めます。
  • 0 - 自由形式のソース形式
  • 7 - 可変または固定の形式のソース形式
MFMarginComment () インジケーター列にコメント マーカーを挿入します。
MFOffsetToIndicatorCol() 次の数の空白を挿入して、インジケーター列の前の列を埋めます。
  • 0 - 自由形式のソース形式
  • 6 - 可変または固定の形式のソース形式

次の例は、典型的なスニペットのコードを示しています。

...
<Code Language="COBOL">
display "My snippet contents"
</Code>
... 

次の例は、Micro Focus 固有のスニペット関数の使用例を示しています。

...
<Declarations>
        <Literal Editable="false">
          <ID>offsetMargin</ID>
          <Function>MFOffsetLeftMargin()</Function>
          <Default/>
        </Literal>
        <Literal Editable="false">
          <ID>marginComment</ID>
          <Function>MFMarginComment()</Function>
          <Default/>
        </Literal>
      </Declarations>
<Code Language="COBOL" Delimiter="~">
~marginComment~My snippet comment
~offsetMargin~display "Hello World"
</Code>
...