例 - MFUnit テストの実行

次の例では、COBOL アプリケーションに対して MFUnit テストを実行するように Jenkins を構成する方法を示します。

MFUnit テストを実行するマシンに Enterprise Developer for Visual Studio をインストールする必要があります。Enterprise Developer のサンプル (%PUBLIC%\Documents\Micro Focus\Enterprise Developer\Samples) の \COBOL\AirportMFUnitDemo サブフォルダーに保管されているサンプルのいずれかを使用します。

  1. Jenkins プロジェクトを作成します。
  2. COBOL を使用するようにプロジェクトを設定します。「環境の設定」を参照してください。
  3. プロジェクトの設定ページの [ビルド] セクションで次のコマンドを入力し、サンプル ファイルをマシン上のテスト フォルダーにコピーします。
    if exist c:\test rd /s/q c:\test
    mkdir c:\test
    copy "C:\Users\Public\Documents\Micro Focus\Enterprise Developer\Samples\mfunit\*" c:\test
    cd /D c:\test
    call examples.bat
  4. プロジェクトをビルドします。

    プロジェクトのビルドが完了すると、Jenkins のホーム ページでプロジェクトの横に青色のアイコンが表示され、ビルドが成功したことが示されます。ただし、これは正しくありません。

  5. プロジェクトのコンソール出力を確認します。

    前の手順で青いアイコンがすべて正常に実行されたことを示していても、テキスト出力では一部のテストが失敗したことがわかります。

    Micro Focus COBOL - mfurun Utility
    Unit Testing Framework for Windows/Native/32
     
    Options : verbose=true,process=separate,junit=true,printfile=true
    Fixture filename : MFUTASCI.dll
     Preparing test case : MFUTASCI
     Executing test case : MFUTASCI
     Completed test case : MFUTASCI - Failed
     Generating junit xml : TEST-MFUTASCI.xml
     Generating report : MFUTASCI-report.txt
     
    Test Run Summary
     Overall Result            : Failed
     Tests run                 : 1
     Tests passed              : 0
     Tests failed              : 1
     Total execution time      : 3
    

    ビルドは完了しましたが、一部のテストが失敗したため、このビルドは失敗しています。

    そのため、テスト レポートを有効にする必要があります。

  6. プロジェクトの設定ページで、[ビルド後の処理] セクションに移動します。
  7. [ビルド後の処理の追加 > JUnitテスト結果の集計] をクリックします。
  8. [テスト結果XML] で「*.xml」と入力して設定を保存します。
  9. プロジェクトを再度ビルドします。

    今度はステータスを示すボールが黄色に変わったことに注目してください。これは、ビルドは完了したにもかかわらずテストが失敗したことを示しています。