例 1 のプログラムの構造

以下の表は、XML 拡張文の実行に関連する COBOL 文を示しています。一部の COBOL 文 (ほとんどは DISPLAY 文) は省略されています。この例のソースは example01.cbl ファイルに含まれています。

初期化

COBOL 文

説明

XML INITIALIZE.

XML INITIALIZE 文 (パラメーターなし) を実行します。

If Not XML-OK Go To Z.

文が正常に終了しなかった場合は終了ロジックに移動します。

XML ドキュメントのエクスポート

COBOL 文

説明

Move … To Time-Stamp.

Time-Stamp フィールドを設定します。

XML EXPORT FILE Address-Struct 
             "address01.xml" "Address-Struct".

データ項目のアドレス、XML ドキュメントのファイル名、および ModelFileName#DataFileName パラメーターの値を指定して XML EXPORT FILE 文を実行します。

If Not XML-OK Go To Z.

文が正常に終了しなかった場合は終了ロジックに移動します。

XML ドキュメントのインポート

COBOL 文

説明

Initialize Address-Struct.

Address-Struct 項目には、データが含まれないようにします。

XML IMPORT FILE Address-Struct 
             "address01.xml" "Address-Struct".

データ項目のアドレス、XML ドキュメントのファイル名、および ModelFileName#DataFileName パラメーターの値を指定して XML IMPORT FILE 文を実行します。

If Not XML-OK Go To Z.

文が正常に終了しなかった場合は終了ロジックに移動します。

プログラム終了ロジック

COBOL 文

説明

Z.

エラー状態の GO TO 文のターゲットとなる段落名です。

Copy "lixmltrm.cpy".

終了テスト ロジックをコピーします (「終了テスト ロジック」の表を参照)。

Stop Run.

COBOL プログラムを終了します。

Copy "lixmldsp.cpy".
状態表示ロジックをコピーします (「状態表示ロジック」の表を参照)。

終了テスト ロジック

このコードは、コピーブック lixmltrm.cpy に含まれています。

段落 Z の後に実行されるため、GO TO Z 文からすべてのエラー状態が取得されます。エラーがない場合は、実行がこれらの文に「フォール スルー」します。

COBOL 文

説明

Display "Status: " XML-Status.

最新の戻り状態の値を表示します (エラーがない場合は 0)。

Perform Display-Status.

再度Display-Status 段落を実行してエラー メッセージを表示します。

XML TERMINATE.

XML インターフェイスを終了します。

Perform Display-Status.

再度Display-Status 段落を実行して、XML TERMINATE 文で発生したエラーを表示します。

状態表示ロジック

このコードは、コピーブック lixmldsp.cpy に含まれています。

このコードは終了テスト ロジックによって 2 回呼び出されます。1 回目は、存在するエラー状態を報告するため、2 回目は、XML TERMINATE 文のエラーを報告するため (発生した場合) です。エラーがない場合 (条件XML-IsSuccess が true の場合) は、情報の表示は行われません。

COBOL 文

説明

Display-Status.

段落名です。

If Not XML-IsSuccess

XML-IsSuccess が true の場合、何も行いません。

Perform With Test After Until XML-NoMore  

表示する状態行がなくなるまで (XML-NoMore が true になるまで) 実行を続けます。

XML GET STATUS-TEXT

XML インターフェイスから次の行の状態情報を取得します。

Display XML-StatusText 				  

取得した行を表示します。

End-Perform  

実行ループの終わりです。

End-If.

IF 文および段落の終わりです。