コード カバレッジとプロファイル (.NET COBOL)

Visual Studio に統合されたツールを使用して、.NET COBOL アプリケーションのコード カバレッジおよびパフォーマンス関連の情報を収集できます。
制約事項: 現在、次の制限事項があります。
  • カバレッジ情報を収集するには、Visual Studio Professional 以上の高度なエディションが必要です。IDE で .coverage ファイルを表示するには、Visual Studio Premium 以上の高度なエディションが必要です。
  • C# または Visual Basic のテスト プロジェクトを使用して COBOL アプリケーションのコード カバレッジ データを収集するには、Visual Studio Premium 以上の高度なエディションが必要です。
  • 拡張コピーブック ビューに誤ったコード カバレッジ情報が表示されることがあります。
  • プロファイルではコンパイラが生成したメソッド名が表示されます。たとえば、プロファイル対象のコードが手続き型 (非オブジェクト指向 .NET) COBOL である場合などです。

プロファイラーを使用したコード カバレッジの収集

  1. Visual Studio を使用して、プロジェクトのプロパティの [COBOL] タブで [デバッグ用にコンパイル] を有効にし、.NET COBOL アプリケーションをビルドします。
  2. 昇格された権限で Visual Studio コマンド プロンプトを起動します。

    x86 用にコンパイルされたアプリケーションの場合、32 ビットの Visual Studio コマンド プロンプト、x64 または AnyCPU でコンパイルされたアプリケーションをテストする場合は、64 ビットの Visual Studio コマンド プロンプトが必要です。

  3. コマンド プロンプトで、アプリケーションの実行可能ファイルが作成されるソリューションの出力ディレクトリに移動します。
  4. コマンド プロンプトで次を実行し、インストルメントされたバイナリを生成します。
    VSIinstr -coverage app-filename.exe
  5. 次を実行してコード カバレッジ用にプロファイル モニターを起動し、.coverage ファイルを作成します。
    VSPerfCmd /start:coverage /output:run.coverage

    これにより、ソリューションの出力ディレクトリに run.coverage ファイルが作成されます。

  6. アプリケーションを実行します。
  7. 次を実行して、Visual Studio のパフォーマンス プロファイラーを閉じます。
    VSPerfCmd /shutdown
  8. Visual Studio で [ファイル > 開く > ファイル] をクリックし、ソリューション出力ディレクトリに移動して、run.coverage ファイルを選択して開きます(IDE で .coverage ファイルを表示するには、Visual Studio Premium または Ultimate が必要です)。

テストを通じたコード カバレッジの収集

テストを使用してアプリケーションを実行し、コード カバレッジを収集できます。Enterprise Developer には、COBOL 用の Visual Studio テスト プロジェクトが含まれていないため、COBOL を参照して実行する C# または VB のテスト プロジェクトを作成する必要があります。

制約事項: これは Visual Studio Premium または Ultimate エディションでのみサポートされます。

.NET COBOL コードのパフォーマンス プロファイル

  1. Visual Studio で [分析 > パフォーマンス ウィザードの起動] をクリックします。
  2. デフォルトのオプションである [CPU サンプリング] を選択し、[次へ] をクリックします。
  3. [実行可能ファイル (.EXE ファイル)] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  4. アプリケーションの実行可能ファイルへのフルパスと [作業ディレクトリ] を指定し、[次へ] をクリックします。
  5. [完了] をクリックして、アプリケーションのプロファイルを開始します。

    プロファイラーによってアプリケーションが起動されます。

  6. アプリケーションが実行され終了すると、Visual Studio がプロファイル レポートを生成します。

インストルメンテーションなど、別の設定を使用してプロファイラーを再実行するには、次の手順を実行します。

  1. パフォーマンス エクスプローラーで現在のプロファイル セッションを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  2. 全般」ページで、[インストルメンテーション] をクリックし、[OK] をクリックします。
  3. パフォーマンス エクスプローラーで現在のプロファイル セッションを右クリックし、[プロファイルの開始] をクリックします。

パフォーマンス プロファイル、コード カバレッジおよびその他の Visual Studio の分析ツールの詳細については、Microsoft 社の MSDN を参照してください。