.NET COBOL でのコード ページの競合の回避

注: 次の説明は .NET COBOL にのみ該当します。

コード ページは通常、従来の COBOL アプリケーション開発では考慮事項になりません。ただし、Microsoft .NET Framework の広範なコード ページ サポートと連携する高度なシステムである Enterprise Developer では、コード ページに注意する必要があります。

Enterprise Developer は、すべての自動生成コード ファイルを UTF-8 として作成することで、Visual Studio のデフォルトの動作に準拠します。コンパイラは、ソース コードを UTF-7/ASCII として読み取ることができるかどうかを検出して、自動的にこの動作を補正します。読み取ることができない場合は、ソリューション内のすべてのファイルが適切なコード ページとして保存されるため、PICTURE 句のデータ項目が破損することはありません。

コード ページの競合は、WPF および WCF プロジェクトに影響を及ぼす可能性があります。これらのプロジェクトでは、デフォルトで次のようになります。

コード ページの競合を回避するには、次の手順に従って、自動生成された編集可能な .cbl ファイルのすべてを、開発者生成の既存ファイルと一致するプラットフォームのロケールを使用して保存します。

  1. ファイルのソース コードがエディターに表示されていることを確認します。
  2. [ファイル > 保存オプションの詳細設定] をクリックします。

    詳細な保存ダイアログが表示されて、ファイルの現在のコード ページが UTF-8 であることが示されます。

  3. エンコーディングをプラットフォームのデフォルトに変更します。
  4. 自動生成された各 .cbl ファイルに対してこの手順を繰り返します。
  5. すべての .cbl ファイルを同じロケールに保存します。
  6. ソリューションをリビルドします。