モデル ファイル

Enterprise Developer の XML 拡張では、エクスポート操作またはインポート操作の対象となる COBOL データ構造をモデル テンプレート ファイルを使用して記述します。Enterprise Developer の XML 拡張にはモデル ファイルは 1 つしかないため、このヘルプの「モデル テンプレート ファイル」、「モデル ファイル」、または「テンプレート ファイル」という記述は、いずれも同じファイルのことを指しています。

モデル テンプレート ファイルは、XML 拡張を使用する COBOL プログラムのコンパイル時に XMLGEN 指令によって生成されます。このモデル ファイルは、アプリケーションの実行時に使用するためにアプリケーションとともに配布する必要があります。XMLGEN 指令によって生成されるため、拡張子は xml です。ベース名は、コンパイルされるソース プログラムのベース ファイル名と同じになります。たとえば、コンパイルされるプログラムのソースが program01.cbl ファイルにある場合、モデル テンプレート ファイルは program01.xml になります。

アプリケーションの実装には複数の COBOL プログラムが含まれている場合があるため、「モデル ファイル」という記述は、実装に含まれる複数のプログラムに対して生成された一連のモデル ファイルのことを指します。

モデル テンプレート ファイルには、コンパイルされたアプリケーション プログラムの COBOL データ構造を記述する XML ドキュメントが含まれています。XML EXPORT FILE、XML EXPORT TEXT、XML IMPORT FILE、および XML IMPORT TEXT では、それぞれの文で使用するモデル ファイルを ModelFileName#DataName パラメーターで指定します。「#」で区切った DataName で、モデル ファイルの記述の中から使用するデータ名を指定します。