パラメーターの格納形式

混合言語のアプリケーションでのパラメーターの格納形式。異なるシステム間でデータを格納する際に、最上位バイトを最初または最後のどちらに格納するかを指定します。

制約事項: 次の説明はネイティブ COBOL にのみ該当します。

パラメーターを格納する形式は、言語によって異なります。次のデータ型は、混合言語プログラミングでの格納形式を示します。

USAGE	格納形式
COMP-X	ビッグエンディアンのバイト順を使用して、データの最上位バイトが最初に格納されます。つまり、最上位バイトが最下位アドレスに格納されます。これは COBOL の標準の形式ですが、最上位バイトを最後に格納する Intel の標準 (リトルエンディアン) とは逆になっています。
COMP-5	ネイティブの順序でデータが格納されます。Intel x86 およびリトルエンディアンの PowerLinux プラットフォームでは、リトルエンディアンのバイト順となり、データの最下位バイトが最初に格納されます。つまり、最下位バイトが最下位アドレスに格納されます。他のすべてのプラットフォームでは、ビッグエンディアンのバイト順となり、データの最上位バイトが最初に格納されます。つまり、最上位バイトが最下位アドレスに格納されます。このデータ型を使用すると、パラメーターが変換されることなく COBOL プログラムから非 COBOL プログラムへ直接渡すことができます。
POINTER および PROCEDURE-POINTER	ポインターはネイティブの順序で格納されます。 AMODE コンパイラ指令が有効な場合、詳細については「AMODE」を参照してください。それ以外の場合、ポインターまたは手続きポインターのサイズは 4 バイト (32 ビットのプラットフォーム) または 8 バイト (64 ビットのプラットフォーム) のいずれかになります。ポインター変数は、動的に割り当てられた記憶領域のアドレスを保持するのに非常に有用です。COBOL プログラムで SET ADDRESS 文を使用してこのメモリにアクセスできます。

USAGE

格納形式

COMP-X

ビッグエンディアンのバイト順を使用して、データの最上位バイトが最初に格納されます。つまり、最上位バイトが最下位アドレスに格納されます。これは COBOL の標準の形式ですが、最上位バイトを最後に格納する Intel の標準 (リトルエンディアン) とは逆になっています。

COMP-5

ネイティブの順序でデータが格納されます。Intel x86 およびリトルエンディアンの PowerLinux プラットフォームでは、リトルエンディアンのバイト順となり、データの最下位バイトが最初に格納されます。つまり、最下位バイトが最下位アドレスに格納されます。他のすべてのプラットフォームでは、ビッグエンディアンのバイト順となり、データの最上位バイトが最初に格納されます。つまり、最上位バイトが最下位アドレスに格納されます。

このデータ型を使用すると、パラメーターが変換されることなく COBOL プログラムから非 COBOL プログラムへ直接渡すことができます。

POINTER および PROCEDURE-POINTER

ポインターはネイティブの順序で格納されます。

AMODE コンパイラ指令が有効な場合、詳細については「AMODE」を参照してください。それ以外の場合、ポインターまたは手続きポインターのサイズは 4 バイト (32 ビットのプラットフォーム) または 8 バイト (64 ビットのプラットフォーム) のいずれかになります。

ポインター変数は、動的に割り当てられた記憶領域のアドレスを保持するのに非常に有用です。COBOL プログラムで SET ADDRESS 文を使用してこのメモリにアクセスできます。