CICS サービス実行のトレース

CICS サービス インターフェイスのトレースを構成するには、その [Generated trace level]、[Runtime trace level]、および [Trace queue name] の各プロパティを設定します。

トレース情報を表示するには、Enterprise Developer インストール オプションとして使用できる Micro FocusRumba+ Desktop などの TN3270 エミュレーターを使用します。詳細は、「Micro Focus Rumba のインストールとライセンス」を参照してください。

エンタープライズ サーバー リージョン で TN3270 エミュレーターを有効にするには、TN3270 リスナーを定義する必要があります。詳細については、「TN3270 端末のリスナーを指定するには」を参照してください。

Micro FocusRumba+ Desktop

[Generated trace level] プロパティは、実行時にサービス インターフェイスに対して生成されるトレース情報量を指示します。オプションは次のとおりです。

[None]
サービスのトレース情報は生成されません。
[Low]
サービス インターフェイス操作の実行、入出力インターフェイス フィールド、および画面記録を示すトレース コードを生成します。
[High]
[Low] オプションによって生成されるトレース コードに加え、[High] によって操作の実行時のレコード名および段落名を示すトレース コードも生成されます。

[Runtime trace level] プロパティは、生成されたトレース情報のうちどれくらいが実行時にトレース キューに書き込まれるかを指示します。オプションは次のとおりです。

RUN_LEVEL_1
情報はトレース キューに書き込まれません。
RUN_LEVEL_2
操作の実行と画面入出力レコードのアクセスを示すトレース レコードが書き込まれます。
RUN_LEVEL_3
操作の実行時の段落名、入出力インターフェイス データ、および画面記録を示すトレース レコードが書き込まれます。
RUN_LEVEL_4
ブリッジ サポート モジュールからの低レベル トレース メッセージが書き込まれます。
RUN_LEVEL_5
ブリッジ サポート モジュールからの中レベル トレース メッセージが書き込まれます。
注:
  • [Generated trace level] 設定によってディプロイ済みサービスに生成される情報のタイプが決定されるため、[Runtime trace level] を上位レベルのメッセージを書き出すように設定した場合でも、ランタイムで生成できるのは、その保存された情報に基づいたメッセージだけです。
  • 各トレース レベルのレポートは、下位レベルのレポートを基礎としています。つまり、上位のトレース レベルには、下位レベルに関連付けられているすべてのトレース メッセージが含まれます。
  • ディプロイ済みサービスのファイル サイズは、指定するレポートのレベルに比例して増加します。ファイルが大きくなるにつれ、ランタイム パフォーマンスが若干低下する可能性があります。
注: 本番用にサービス インターフェイスを再ディプロイする前に、[Generated trace level] の設定を [None] に戻してください。