証明書の形式を変換するには

証明書の形式を変換するには、形式に応じて openssl.exe を次のように使用します。

Windows Internet Explorer の証明書マネージャーから出力された単一または複数の証明書コンテンツを含むバイナリのみの PKCS7 (.p7 .p7a .p7b .p7c) ファイルを変換し、判読可能なテキストコンテンツを含む出力ファイルを生成するには、次のコマンドを使用します。
```
	openssl pkcs7 -inform DER -in filename.p7b -text -print_certs -out outfilename.pem
```
次に例を示します。
```
openssl pkcs7 -inform DER -in IECert.p7b -text -print_certs -out IECert.pem
```
Windows Internet Explorer の証明書マネージャーから出力された単一または複数の証明書コンテンツを含むバイナリのみの PKCS7 (.p7 .p7a .p7b .p7c) ファイルを変換し、バイナリコンテンツのみを含む出力ファイルを生成するには、「-text」要素を省きます。
```
 
openssl pkcs7 -inform DER -in filename.p7b -text -print_certs -out outfilename.pem
```
例：
```
openssl pkcs7 -inform DER -in IECert.p7b -text -print_certs -out IECert.pem
```
複数の証明書を 1 つのファイルで処理する場合、説明のテキストコンテンツにスペースが必要になることが問題になる場合があります。このような場合、テキストコンテンツを削除することもできますが、通常は推奨されません。それらのコンテンツをすぐに確認できないと、証明書の処理が面倒になるためです。

アプリケーションによっては、証明書ファイルにテキストの説明が含まれていると X509v3 証明書が受け入れられないことがあります。ほとんどのアプリケーションでは、証明書を編集してテキストのセクションを削除することで対処できますが、バイナリ証明書データの開始および終了を示す行は残す必要があることに注意してください。
PEM を PKCS#12 (Web ブラウザーへのインストール用や保存用) に変換するには、次のコマンドを使用します。
- PEM 形式の証明書およびキーが 1 つのファイルに含まれている場合：
```
openssl pkcs12 -export -in pem-cert-and-key-file -out pkcs12-cert-and-key-file
```
- それらが別々のファイルに含まれている場合：
```
openssl pkcs12 -export -in pem-cert-file -inkey pem-key-file -out pkcs12-cert-and-key-file
```
どちらのコマンドでも、証明書およびキーファイルが 1 つのファイルに格納されます。プライベートキーおよび証明書をこのように一緒に格納する場合は、生成されるファイルにパスフレーズを適用する必要があります。
PKCS#12 を PEM に変換するには、次のコマンドを使用します。
- ```
openssl pkcs12 -in pkcs-12-cert-and-key-file -out pem-cert-and-key-file
```
ASN.1 PEM ファイルを DER PEM に変換するには、次のコマンドを使用します。
- PEM ファイルに DSA キーが格納されている場合：
```
openssl dsa -inform PEM -outform DER -in pem-file -out der-file
```
- RSA キーが格納されている場合：
```
openssl rsa -inform PEM -outform DER -in pem-file -out der-file
```
DER (ほとんどの実装では .cer) を PEM に変換するには、次のコマンドを使用します。
- DER ファイルに DSA キーが格納されている場合：
```
openssl dsa -inform DER -outform PEM -in der-file -out pem-file
```
- RSA キーが格納されている場合：
```
openssl rsa -inform DER -outform PEM -in der-file -out pem-file
```