Breakpoint

使用法

プログラムの実行を中断してデバッガー アクションを実行できるようにします。

コマンド構文

BREAKPOINT [statement-id]
           [[action-list]] 
           [/IF {logical-expr} [/ELSE[action-list]]] 
           [/SKIP=n] 
           [/IGNORE  |  /NIGNORE [/ALL]] 
           [/SILENT  | /NSILENT]

詳細は次のとおりです。

statement-id
ブレークポイントが設定または変更される文を識別します。
action-list
1 つ以上の CodeWatch コマンドをセミコロンで区切って指定します。
logical-expr
単純型および集合型 (配列要素、レコード要素、構造体要素など) の変数への参照を含み、ブール値を返す、ソース言語プログラムで使用される可能性がある任意の式を指定できます。

説明

BREAKPOINT コマンドは、指定した文にブレークポイントを設定する場合、またはその文にすでに設定されているブレークポイントの特性を変更する場合に使用します。文識別子が指定されていない場合、ブレークポイントは現在の実行ポイント (プログラムの実行の再開時に実行する文) に設定されます。一度にアクティブにできるブレークポイントの最大数は 64 です。

ブレークポイントは、デバッグ モードでコンパイルされた、またはコンパイルされていない外部ルーチンのエントリ ポイント (%ENTRY)、およびデバッグ モードでコンパイルされたルーチン内の実行可能な文を含む行に設定できます。コメントまたは宣言のみを含む行、またはキーワード ELSE (else) のみを含む行は、有効なブレークポイント位置ではありません。これらの位置のいずれかにブレークポイントを設定しようとすると、デバッガーは、コマンドで指定された文に続く最初の実行可能な文にブレークポイントを設定します。

次の例では、READ_INPUT プロシージャのエントリ ポイントにブレークポイントを設定し、MAXV の値を評価するアクション リストを指定しています。

CodeWatch> B READ_INPUT\%ENTRY [E MAXV] 
CodeWatch> C
Break at PRIMES.READ_INPUT\%ENTRY
MAXV =                10 {fixed binary (31)}

次の例では、94 行目に条件付きブレークポイントを設定しています。変数 COUNT が 3 より大きい場合、プログラムの実行は停止します。それ以外の場合、デバッガーは COUNT を評価して続行します。

CodeWatch> B SIFT\94 /IF {COUNT>3} /ELSE [E COUNT] 
CodeWatch> CONTINUE
COUNT =              1 {fixed binary (31)}
COUNT =              2 {fixed binary (31)}
COUNT =              3 {fixed binary (31)}
Break at PRIMES.SIFT\94