Ncatch

使用法

指定したシグナルまたは ON-unit が生成されたときにプロセス制御がデバッガーに戻らないようにします。また、指定した ON-unit の通知をオフにします。

コマンド構文

NCATCH signal

または

NCATCH {ON-unit}

詳細は次のとおりです。

signal
シグナルの呼び名 (SIGALRM や SIGINT など) またはそのシグナルに対応するシグナル番号のいずれかを指定します。シグナル名は大文字でも小文字でも指定できます。
ON-unit
ON-unit を呼び出す条件がデバッガーで検出された際の毎回の通知を停止する ON-unit の名前。

説明

NCATCH コマンドは、指定したシグナルまたは ON-unit が生成されたときにプロセス制御がデバッガーに戻らないようにします。子 (ユーザー) プロセスは、指定したシグナルが生成された場合と同様に、中断することなく続行されます。これは、ユーザー定義ハンドラーが実行されることを意味します。

次の例では、SIGALRM が生成されても、プロセス制御は子プロセスからデバッガーに戻りません。

CodeWatch> NCATCH SIGALRM
Changing SIGALRM to no longer be caught.

この結果、子プロセスは、SIGALRM の生成時に中断されずに続行できます。ユーザー プロセスに SIGALRM 用の独自のシグナル ハンドラーがある場合は、そのシグナル ハンドラーが実行されます。

この例では、NCATCH を使用して ENDFILE ON-unit のキャッチを停止します。

CodeWatch> NCATCH ENDFILE
Changing ENDFILE to no longer be caught.