ADO.NET カーソル文は、ADO.NET の DataRows カーソルの定義、作成、および操作に使用します。ADO.NET カーソル文は SQL カーソル文に似ていますが、ADO.NET DataRows カーソルではデータソース内のテーブルではなく、DataSet
内の DataTable が選択基準になります。
具体的な ADO.NET カーソル文は次のとおりです。
- DECLARE DATAROWS
- DataRows カーソルを定義します。
- OPEN
- DataRows カーソルを作成して開きます。
- FETCH
- DataRows カーソルから DataRow を取り込みます。
- DELETE (位置付け)
- DataRows カーソルから現在の DataRow を削除します。
- UPDATE (位置付け)
- DataRows カーソルの現在の DataRow を更新します。
- LOAD DATATABLE
- ADO DataTable にデータを入力します。これにより、静的クエリと動的クエリの両方を使用して DataTable にデータを入力することができます。データセット内に含まれている DataTable または単独の DataTable に操作を適用できます。
- CLOSE
- DataRows カーソルを閉じます。