J2SE での Java Bean の使用

COBOL エンタープライズ サーバーに直接アクセスする Java Bean を生成すると、Java アプリケーション サーバーおよびリソース アダプターを使用せずに済みます。この方法では Java EE アプリケーション サーバーを管理するためのオーバーヘッドを回避できますが、トランザクション サポートなどの利点を得ることができません。

生成された Java Bean はステートレスです。Bean 用に 1 つのクラスが、マップされたレコードを表すデータクラス用に別のクラスが生成されます。

Java Bean は、J2SE の環境下で Java アプリケーション サーバーのライブラリで実行されます。Java Bean は、アウトオブプロセスの方法で COBOL エンタープライズ サーバーに直接アクセスします。J2SE とエンタープライズ サーバーはそれぞれ個別のプロセスとして実行され、ソケットを使用して互いに通信します。

Java Bean を呼び出すクライアント ソフトウェアを作成する必要があります。

Java Bean のサポートは、%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\javaee\common ディレクトリにある mfj2se.jar で提供されます。

Java Bean の動作をトレースする場合は、-Dmfdebug=true を使用します。たとえば、プログラム myBean を次のように実行します。

java –Dmfdebug=true myBean