FILETYPE コンパイラ指令

FILETYPE コンパイラ指令は、プログラムで作成されたファイルの形式を指定します。

次のように、プログラムの先頭に最初の $SET 文として FILETYPE コンパイラ指令を配置します。

$set filetype"n"

ここで、n は 5 または 6 です。

FILETYPE"5" は、ファイル操作で ANSI 規格に準拠する必要がある場合に使用します。Btrieve は通常 ANSI 規格に準拠しないため、この操作モードでは Btrieve ランタイム システムに ANSI 動作をエミュレートするように何度も呼び出しを要求します。

FILETYPE"6" は、速度を重視する場合に使用します。このモードでは、各 Micro Focus ファイル ハンドラー操作が、最も近い Btrieve ランタイム呼び出しにマップされます。ANSI 規格への準拠は省かれます。

プログラムには、異なる形式のファイル含めることができます。これを行うには、次のように個々の SELECT 文の周囲に FILETYPE コンパイラ指令を配置します。

$set filetype"0"
select testfile-1 assign to "test-1.dat"
   organization indexed
   record key prime-key
   access sequential.
$set filetype"5"
select testfile-2 assign to "test-2.dat"
   organization relative
   access sequential.

上記の例では、test-1.dat に対するすべての入出力を Micro Focus ファイル ハンドラーが処理し、test-2.dat に対するすべての入出力を Xfh2btr 呼び出し変換モジュールが処理します。

注: 注:

索引ファイルを作成する際に使用する形式を指定するには、ファイル ハンドラー構成ファイル内のファイル設定の下に IDXFORMAT パラメーターを含められます。IDXFORMAT を 5 または 6 に設定すると、それぞれ ANSI の準拠または非準拠が Btrieve に示されます。詳細については、「ファイル ハンドラーの構成」の章を参照してください。