VRECGEN2 の実行

次の手順は、100 バイトから 400 バイトの長さのレコードを持つ可変長データ ファイルをアップロードする方法を示します。

  1. データ ファイルの変換を使用して、可変長 PC ファイルを VRECGEN2 入力形式に変換します。最小レコード長として 100、最大レコード長として 400 をそれぞれ指定します。データ ファイルの変換はレコード長情報を含む 2 バイトのデータを先頭に付加するため、実際の最小レコード長と最大レコード長は、それぞれ 102 と 402 になります。ファイルが ANSI 形式の場合は、同時に EBCDIC 形式に変換する必要もあります。
  2. メインフレームで、PC から転送されるファイルの保存先となるデータ ファイルを指定します。次のパラメーターを使用してください。
    • FORMAT = VB
    • RECLEN = 406
    • BLKLEN = 410
  3. ファイルをアップロードします。CRLF 挿入は設定しないでください。また、ステップ 1 で EBCDIC 形式に変換した場合には、ANSI は指定しません。
  4. メインフレームの vrecgen2.cbl のソースを変更し、出力ファイルの FD が、必要なメインフレーム データ ファイルの形式と一致するようにします。
  5. vrecgen2.cbl をコンパイルし、リンクします。
  6. VRECGEN2 を実行します。JCL は次の点を除き、VRECGEN の場合と同じです。
    • プログラム名を、VRECGEN2 とする必要がある。
    • 出力ファイル定義が、VRECGEN2 内の出力 FD と一致している必要がある。
    • 次のように指定します。
      • RECFM=FB
      • LRECL=404
      • BLKSIZE=408

変換が実行され、有効な可変長ファイルが生成されます。次に、100 バイトのレコード長を使用した場合の、VRECGEN2 形式のファイルの例を示します。

バイト 内容
1 から 4 レコード記述ワード
5 から 6 レコード長
7 から 106 レコード データ。最大レコード サイズよりも短い場合は、レコードにヌル バイトが入力されます。
注: VRECGEN のファイル形式はメインフレームから PC へのダウンロード、VRECGEN2 のファイル形式は MicroFocus 形式ファイルのメインフレームへのアップロードにそれぞれ使用され、両者に互換性はありません。