アプリケーションの移行

通常、システム インテグレーターは、CICS、IMS、および JCL アプリケーションをメインフレームから移行する作業を担当します。システム インテグレーターは、Windows または UNIX 環境にアプリケーションをダウンロードし、Enterprise Server のもとで動作する実用的なアプリケーションをユーザーに残していきます。

場合によっては、システム インテグレーターは Enterprise Developer を含む Micro Focus 移行ツールを使用して CICS または IMS アプリケーションを移行することがあります。システム インテグレーターは、メインフレーム専用の言語または技術を 1 つずつ置き換え、アプリケーションが正しく動作することを確認してから、次の作業に進みます。たとえば、アプリケーションにアセンブラー モジュールおよび PL/I モジュールが含まれている場合は、アセンブラー モジュールを COBOL モジュールに置き換えることがあります。その後、システム インテグレーターはアプリケーションを再コンパイルし、十分にテストしてから、PL/I モジュールを置き換える作業に移ります。

システム インテグレーターは、Enterprise Server のもとでアプリケーションを立ち上げて稼動状態にすると、Enterprise Developer でのアプリケーションの管理と開発、および Enterprise Server のもとでのアプリケーションの実行をユーザーに移管します。

本書では、アプリケーションがメインフレームから移行されていること、およびそのアプリケーションが Enterprise Server のもとで正常に動作することを前提としています。