浮動文字および浮動文字列

1 つの浮動文字は、ピクチャ内で単独で使用された場合、1 つの特殊文字または空白文字が挿入される位置をマークします。これは値の数値解釈には影響しません。この場合、該当の文字は、桁位置を指定するすべての文字の前または後に出現する必要があります。

n (n >1) 個の浮動文字から成る配列がピクチャ内で出現する場合、その配列の右端にある n-1 個目の文字は、桁位置も指定することになります。その桁が先行ゼロである場合、先行ゼロは抑制され、左端の文字が右に浮動、つまり横滑りします。内部表現では、該当の文字は、配列内の最後の浮動文字の位置、または最初の有効桁のすぐ左のいずれか早い方に出現します。この場合、n-1 個目の浮動文字は、小数点以下の桁が占める位置の少なくとも一部を表すため、ピクチャ変数の数値精度も部分的に定義することになります。

浮動文字列は、複数個の同じ浮動文字から成る配列です。1 つのピクチャで使用できる浮動文字列は 1 つだけです。その他の浮動文字は、桁ではなく挿入文字を指定するために個別にしか使用できません。

「Z」および「*」文字は浮動文字列の右側に出現することはできません。

浮動文字列の左側に桁位置を指定することはできません。

これらの規則は、浮動文字列に埋め込まれた挿入文字に適用されます。

注:

数値ピクチャ データの使用に関する規則」セクションの例を参照してください。