XML 拡張におけるデータ項目の制限

この COBOL システムでは、ファイル節または作業場所節以外の節に記述されているデータ項目はモデル データ名として使用できません。

この COBOL システムからデータ項目をエクスポートする際やこの COBOL システムに XML データをインポートする際は、XML 拡張で使用するモデル ファイルを XMLGEN コンパイラ指令を使用して作成します。

モデル ファイルで指定されるモデル データ名は、XMLGEN の指定に応じて次のように決定されます。
  • XMLGEN でパラメーターを指定しなかった場合は、ファイル節のデータ項目/構造体についてのみモデル データ名が生成されます。
  • XMLGEN(ws) を指定した場合は、作業場所節のデータ項目/構造体についてのみモデル データ名が生成されます。
重要: 連絡節、通信節、局所記憶節、およびスレッド局所記憶節に記述されているデータ項目/構造体は、モデル ファイルでモデル データ名として使用できません。

解決方法:

データ項目を含むコピーブックを使用して、作業場所節に記述をコピーするダミー プログラムをコンパイルし、XMLGEN(ws) コンパイラ指令を使用して必要なデータ項目を含むモデル ファイルを作成します。

注:

モデル ファイルを使用する場合に実行時に使用されるデータ項目は、データ部の任意の節に記述できます。