動的 CTF の構文オプション

ここでは、CTF を動的に構成する場合に Enterprise Developer コマンド ラインで使用する構文を示します。

プロンプトで、次のように入力します。

cblctd <option-list>

<option-list> に、次の 1 つ以上のオプションを空白文字で区切って指定します。

構文 概要 説明
-Ct <component-name>:<property>[,<property>...] コンポーネントのプロパティを有効化 指定したコンポーネントの各プロパティを true に設定します。

次に例を示します。 -Ct mf.rts:memory,api

-Cf <component-name>:<property>[,<property>...] コンポーネントのプロパティを無効化 指定したコンポーネントの各プロパティを false に設定します。

次に例を示します。 -Cf mf.rts:memory,api

-Cv <component-name>:<property>=<value> コンポーネントのプロパティを設定 指定したコンポーネントのプロパティを指定した値に設定します。

次に例を示します。 -Cv mf.rts:api=true

-Et <emitter>:<property>[,<property>...] エミッターのプロパティを有効化 指定したエミッターの各プロパティを true に設定します。(この変更は、まだエミッターからイベントが出力されていない場合にのみ適用されます)。

次に例を示します。 -Et textfile:MultiProc

-Ef <emitter>:<property>[,<property>...] エミッターのプロパティを無効化 指定したエミッターの各プロパティを false に設定します。(この変更は、まだエミッターからイベントが出力されていない場合にのみ適用されます)。

次に例を示します。 -Ef binfile:Rununitld

-Ev <emitter>:<property>=<value> エミッターのプロパティを設定 指定したエミッターのプロパティを指定した値に設定します。(この変更は、まだエミッターからイベントが出力されていない場合にのみ適用されます)。

次に例を示します。 -Ev textfile:file=myctf.log

-Dd <emitter> エミッターをデフォルトのエミッター リストに追加 指定したエミッターをプロセスの実行時にデフォルトで使用されるエミッターに追加します。(この変更は、まだエミッターからイベントが出力されていない場合にのみ適用されます)。

次に例を示します。 -Dd binfile

-Dr <emitter> エミッターをデフォルトのリストから削除 指定したエミッターをデフォルトで使用されるエミッターから削除します。(この変更は、まだエミッターからイベントが出力されていない場合にのみ適用されます)。

次に例を示します。 -Dr binfile

-Lc <component>:<level> コンポーネントのトレース レベルを設定 コンポーネントのトレース レベルを設定します。トレース レベルに応じて出力されるイベントが決まります。

次のいずれかを指定します。

  • debug (または d)
  • info (または i)
  • warn (または w)
  • error (または e)
  • fatal (または f)
  • none (または n)

次に例を示します。-Lc mf.rts:d および -Lc mf.rts:info

-f <filename> オプションをテキスト ファイルで指定 <filename> に、動的 CTF のオプションが 1 つ以上の行に記述されたテキスト ファイルを指定します。

次に例を示します。 -f myctf.log

-p <process-id> アプリケーション プロセス ID

<process-id> に、CTF の設定を変更する COBOL アプリケーションを指定します。MFTRACE_CONFIG を使用して CTF が有効にされた実行中のアプリケーションを指定する必要があります。上記のオプションのいずれかが指定されている場合、このオプションは必須です。

<process-id> は、COBOL アプリケーションに対してオペレーティング システムから割り当てられたプロセス ID 番号です。整数の場合は 10 進値、整数の前にゼロがある場合は 8 進値として指定できます。また、0x で始まる場合は 16 進値にすることもできます。

必要な <process-id> は、オペレーティング システムに付属のツールを使用して確認できます。たとえば、Windows の場合はタスク マネージャーを使用します。。

次に例を示します。-p 1234 または -p 0x1234

-q 出力を非表示 バナーの出力を抑制します。ただし、コマンドが失敗した場合はメッセージが出力されます。

-h ヘルプ 使用可能なオプションのヘルプを表示します。
制約事項: エミッター オプション -D および -E は、そのエミッターで対象となるイベントがまだ書き出されていない場合にのみ機能します。イベントが発生した時点でエミッター ファイルが作成されるため、それまでしか構成を変更できないためです。