XML IMPORT TEXT

この文には次のパラメーターがあります。

パラメーター 説明
DataItem インポートされたデータを受け取る COBOL データ項目の名前。
DocumentPointer 文字列としてメモリに格納されている XML ドキュメントを参照する COBOL ポインター データ項目の名前。
DocumentLength DocumentPointer によって参照される XML ドキュメントの長さを含む COBOL 数値データ項目の名前。
ModelFileName#DataFileName 次のいずれかを指定します。
  • データ構造の名前。シャープ (#) が含まれていない場合は、パラメーターの先頭にある (指定した名前はデータ項目名である) と見なされます。以前は、パラメーターの末尾にある (指定した名前はファイル名である) と見なされていました。

    「#」の左側はすべてファイル名で、右側はすべてデータ構造名です。いずれもオプションであるため、"name#"、"data"、"#data"、"#"、"" のすべてが許容されます。

    ファイル名を省略した場合、XML COBOL FILE-NAME 文でデフォルトが指定されていなければ、現在のプログラムが使用されます。データ名が見つからない場合は、呼び出し元のプログラムが (呼び出しスタックの順に) 使用されます。データ名を省略すると、プログラム全体が使用されます。

    ModelFileName パラメーターに「#」が含まれていない場合は、先頭にある (ModelFileName はデータ名である) と見なされます。

    さらに、データ名を階層で指定することもできます。したがって、"file#a//b//c" は有効で、COBOL で "C of B of A" と指定した場合と同じ意味になります。データ名の階層ではデータ名とプログラム名のどちらでも指定できるため、A と B はプログラムの名前である可能性があります (B が A に含まれているプログラムである場合)。

  • XMLGEN コンパイラ指令によって生成される、COBOL データ項目を記述する XML ファイルのセットの名前。詳細については、「Model Files」を参照してください。
<スタイルシート名> 省略可能。インポートされた XML ドキュメントをデータ項目に格納する前に変換するために使用する外部 XSLT スタイルシートの名前。

説明

XML IMPORT TEXT 文は、DocumentPointer パラメーターと DocumentLength パラメーターで指定した文字列の内容をインポートします。オプションの StyleSheetName パラメーターを指定した場合は、ドキュメントが COBOL データ形式に変換される前にその外部 XSLT スタイルシートを使用して変換されます。XML ドキュメントの内容は、ModelFileName#DataFileName パラメーターで指定したファイルを使用して COBOL 形式に変換され、DataItem パラメーターで指定したデータ項目に格納されます。

XML-data-group というデータ項目に状態値が返されます。このデータ項目はコピーブック lixmldef.cpy に定義されています。

外部 XSLT スタイルシートを指定しない場合:

XML IMPORT TEXT
    MY-DATA-ITEM
    MY-DOCUMENT-POINTER
    MY-DOCUMENT-LENGTH
    "MY-MODEL-FILE".
IF NOT XML-OK GO TO Z.

外部 XSLT スタイルシートを指定する場合:

XML IMPORT TEXT
    MY-DATA-ITEM
    MY-DOCUMENT-POINTER
    MY-DOCUMENT-LENGTH
    "MY-MODEL-FILE"
    "MY-STYLE-SHEET" 
IF NOT XML-OK GO TO Z.

外部 XSLT スタイルシートとパラメーターを指定する場合:

XML SET XSL-PARAMETERS
     "MY-COUNT", 7.
IF NOT XML-OK GO TO Z.
XML IMPORT TEXT
    MY-DATA-ITEM
    "MY-DOCUMENT.XML"
    "MY-MODEL-FILE"
    "MY-STYLE-SHEET"
IF NOT XML-OK GO TO Z.