XML ドキュメントをエクスポートするプログラムの作成

次の段階は、COBOL データ構造の内容から XML ドキュメントを作成することです。これを行うために、さらなるロジックを元の COBOL プログラムに追加します。追加されたテキストは太字で示されています。

Identification Division.
Program-Id. Getting-Started.
Data Division.
Working-Storage Section.
01  Customer-Address.
    02  Cust-Name     Pic X(128).
    02  Address-1     Pic X(128).
    02  Address-2     Pic X(128).
    02  Address-3.
        03  City      Pic X(64).
        03  State     Pic X(2).
        03  Zip       Pic 9(5) Value 0 Binary.
Copy "lixmlall.cpy".
Procedure Division.
A.
    XML INITIALIZE.
    If Not XML-OK Go To Z.

     XML EXPORT FILE
         Customer-Address
         "Address"
         "getstarted#customer-address".
     If Not XML-OK Go To Z.

Z.
Copy "lixmltrm.cpy".
    GoBack.
Copy "lixmldsp.cpy".
End Program  Getting-Started.

XML EXPORT FILE 文を使用して、COBOL データ構造の内容から XML ドキュメントを作成します。この文には、データ構造名、目的のファイル名、モデル ファイルのルート名という 3 つの引数があります。

郵便番号フィールドには値 0 が追加されるため、このフィールドには有効な数値が格納されます。

データ構造の名前はcustomer-addressです。ほぼすべての XML 文では、失敗または警告の状態値が設定される場合があります。つまり、XML 文の実行後に条件名XML-OK が false になる状態値です。If Not XML-OK Go To Zのように、状態テストによってすべての XML 文をチェックすることをお奨めします。

コマンド ラインから、次のように入力して、再度プログラムをコンパイルおよび実行します。

cobol getstarted.cbl xmlgen(ws) noobj; run getstarted