ネイティブ アプリケーションのディプロイ

HCOSS アプリケーションを正常にディプロイするために必要なソフトウェア コンポーネントは、ディプロイ シナリオに応じて異なります。詳細については、「追加ソフトウェア要件 (Windows)」を参照してください。

開発用以外のマシンからのディプロイ

HCOSS を SQL CLR ストアド プロシージャと併用して、開発用以外のマシンから SQL Server データベースにディプロイする場合、そのマシンに HCOSS をインストールしてから、最新の mfhcocds.txt ファイルを同じマシンの %ALLUSERSPROFILE%\Micro Focus\Enterprise Developer ディレクトリにコピーする必要があります。

DBRMLIB を使用せずにコンパイルしたアプリケーションのディプロイ

DBRMLIB 指令を使用してコンパイルされなかった (つまり、アプリケーションの DBRM ファイルをバインドしなかった) Enterprise Developer HCOSS アプリケーションをディプロイするには、「ネイティブ COBOL アプリケーションのディプロイ」トピックに記載の手順を完了してください。そのトピックに記載の手順は、アプリケーションをディプロイ用マシンに正常にディプロイするために必要です。

開発用マシン
  • 開発用 SQL Server マシンで HCOSS アプリケーションをビルドおよびテストします。
ディプロイ用マシン
  • ネイティブ COBOL アプリケーションのディプロイ」に記載の手順に従い、HCOSS アプリケーションを指定どおりに移行します。
  • ディプロイ用 SQL Server マシンへの接続を作成します。
  • ディプロイ用 SQL Server マシンを使用して、HCOSS アプリケーションをテストします。

DBRMLIB を使用してコンパイルしたアプリケーションのディプロイ

DBRMLIB 指令を使用して Enterprise Developer HCOSS アプリケーションをバインドしてディプロイ用マシンにディプロイするには、次の 2 つの選択肢があります。

開発用マシンからアプリケーションをバインドする
開発用マシン
  • 開発用 SQL Server マシンで HCOSS アプリケーションをビルドおよびテストします。
  • ディプロイ用 SQL Server マシンへの接続を作成します。
  • 作成した接続を使用して、HCOSS アプリケーションをディプロイ用 SQL Server マシンにバインドします。
ディプロイ用マシン
  • ネイティブ COBOL アプリケーションのディプロイ」に記載の手順に従い、HCOSS アプリケーションを指定どおりに移行します。

  • ディプロイ用 SQL Server マシンへの接続を作成します。
  • ディプロイ用 SQL Server マシンを使用して、HCOSS アプリケーションをテストします。
ディプロイ用マシンからアプリケーションをバインドする
開発用マシン
  • 開発用 SQL Server マシンで HCOSS アプリケーションをビルドおよびテストします。
ディプロイ用マシン
  1. ネイティブ COBOL アプリケーションのディプロイ」に記載の手順に従います。
  2. 必要なソフトウェアをすべてそのマシンにインストールします。詳細については、「追加ソフトウェア要件 (Windows)」を参照してください。
  3. HCOSS アプリケーションを、開発用マシンからディプロイ用マシンの適切なディレクトリ構造にコピーします。
    重要: 一部またはすべての必須ディレクトリ構造を手動で作成する必要があります。

    特に、データベース要求モジュール (DBRM)、つまり DBRMName.hcodbrm ファイルを、開発用マシンからディプロイ用マシンの対応するディレクトリにコピーします。DBRM ファイルの場所は、HCOSS オプションおよび指定された DBRMLIB 指令に応じて、開発用マシン上で異なります。開発用マシンでの場所は以下のとおりです。

    localHCOSSFiles\DBRMDataSets\DBRMLIBName

    ここで、localHCOSSFiles は [Local HCOSS Directory] HCOSS オプションの値を表し、DBRMLIBName は DBRMLIB 指令の値を表します。

    注: DBRMLIB 指令に値指定されない場合のデフォルト値は DBRMLIB です。SQL(DBRMLIB) は SQL(DBRMLIB=DBRMLIB) と同等です。

    ディプロイ用マシンでは、DBRM ファイルをデフォルト ディレクトリ%ALLUSERSPROFILE%\Micro Focus\Enterprise Developer\hcoss\DBRMDataSets のサブディレクトリに置く必要があります。サブディレクトリ名は DBRMLIB 名と一致させる必要があります。

    たとえば、以下の環境では、

    開発用マシンの Windows ユーザー ID devuser
    ディプロイ用マシンの Windows ユーザー ID exeuser
    DBRMLIB 指令 SQL(DBRMLIB=REX.PROJECT.DEMO)
    両方のマシンの [Local HCOSS Directory] HCOSS オプションの値 デフォルト設定 (%ALLUSERSPROFILE%\Micro Focus\Enterprise Developer\hcoss\DBRMDataSets)

    次のディレクトリ指定を使用して、生成された DBRM ファイルをコピーします。

    開発用マシン ディプロイ用マシン
    c:\Users\devuser\AppData\Local\Micro Focus\Enterprise Developer\hcoss\DBRMDataSets\REX.PROJECT.DEMO c:\Users\exeuser\AppData\Local\Micro Focus\Enterprise Developer\hcoss\DBRMDataSets\REX.PROJECT.DEMO
  4. SQL Server 用 HCO をスタンドアロン モードで起動します。手順については、「SQL Server 用 HCO を起動するには」を参照してください。
  5. Manage Connections ツールを使用して、ディプロイ用 SQL Server マシンへの接続を作成します。詳細については、「Manage Connections ツール」のトピックを参照してください。
    重要:DSN バインド ユーティリティ」トピックの「スキーマ更新実行」および「バインド スクリプト実行」の両方のセクションで概説されているタスクを正常に実行するために必要な権限が、使用するログイン資格情報に付与されていることを確認してください。
  6. Manage Packages and Plans ツールを使用して、BIND PACKAGE スクリプト コマンドを作成および実行することで、DBRM をディプロイ用 SQL Server マシンにバインドします。手順の詳細については、「Manage Packages and Plans」トピックを参照してください。
  7. ディプロイ用 SQL Server マシンで、HCOSS アプリケーションをテストします。
    注: コマンド ラインから実行時に、Enterprise Developer のインストール ディレクトリにスペースが含まれている場合は、PATH 環境変数にディレクトリ指定を加える際にそのディレクトリ指定を引用符で囲まないようにしてください。

SQL エラー コードをカスタマイズしたアプリケーションのディプロイ

mfhcocds.txt ファイル (デフォルトのディレクトリは %ALLUSERSPROFILE%\Micro Focus\Enterprise Developer) を、開発用マシンからディプロイ用マシンの同じディレクトリにコピーします。

SQL 名マッピングをカスタマイズしたアプリケーションのディプロイ

DialectMappings.hcomap ファイル (デフォルトのディレクトリは %ALLUSERSPROFILE%\Micro Focus\Enterprise Developer\hcoss) を、開発用マシンからディプロイ用マシンの同じディレクトリにコピーします。