スプール ハウスキーピングの実行のために使用できる JCL ユーティリティ プログラムは 2 つあります。どちらも同様の機能を実行しますが、異なる方法で構成されます。
- MVSP0027
- MVSP0027 は、最長保持期間を過ぎているジョブのすべてのスプール ファイルおよびジョブ レコードを削除する JCL ユーティリティ プログラムです。残りのジョブについては、完了キューから Out Hold ステータスのスプール ファイルが削除されます。
- 保持期間など、設定のいずれかを変更するには、コピーブック (spoolhk.cpy) を編集してから、それを使用するプログラム (DFHZJCL3) を再コンパイルする必要があります。
- MVSSPLHK
- MVSSPLHK は、MVSP0027 と同じ機能を実行するほか、拡張アーカイブ機能も提供する JCL ユーティリティ プログラムです。このユーティリティは、JCL ジョブから直接実行でき、その構成設定はファイル内に保持されるか、インストリーム
データとして保持されます。つまり、構成設定を変更した場合でも何も再コンパイルする必要がないということです。
また、Micro Focus では、スプール ハウスキーピング プロセスを強化するために、アーカイブしたスプール ファイルを 1 か所にマージできるようにすることをお勧めします。スプール ファイルをマージすると、Micro Focus データファイル エディターを使用して簡単にブラウズできるようになります。