START MODELESS OPERATION

実行

CALL RMP--RUNTIME USING RMP--U-SMD RMP--PARAMETERS

説明

このユーティリティ関数は、モードレス操作を開始するように RM/Panels ランタイム システムに指示します。モードレスの動作は、デフォルトのモーダルの動作とは異なります。

モーダル操作では、パネルが表示され、そのパネルにのみ情報が入力されます。その後、そのパネルは削除されるか、そのパネルの前面に重ねて別のパネルが表示されます。モーダル操作では、アクセスできるパネルは最前面のパネルだけになります。

一方、モードレス操作では、表示されている複数のパネルからユーザーがいずれかを選択できます。選択したパネルが他のパネルの前面に再表示され、ユーザーはそのパネルを操作できます。

RM/Panels は、デフォルトではモーダル状態で動作します。EXECUTE EVENT 標準ランタイム関数が実行されると、関数が実行されたパネルのイベントのみを認識します。モードレス状態では、表示された任意のパネルでのマウス クリックをそのパネルへのアクセス要求として認識し、選択されたパネルをアプリケーション プログラムに通知します。さらに、アプリケーション プログラムで許可されていれば、そのパネルを他のパネルの前面に再表示します。

このプロセスによって、RM/Panels のプログラミングが思っているほど複雑になることはありません。実際、必要な作業は、要求されたパネルを確認するためのチェックをイベント ループに追加することだけです。

モードレスの動作には次の制限があります。

  • このユーティリティ関数は、モードレスにするパネルが表示される前に実行する必要があります。このユーティリティ関数を実行した時点ですでに表示されていたパネルは無視されます。
  • モードレスにするパネルに DISPLAY 文を使用して情報を配置しないでください。それらのパネルは RM/Panels ランタイム システムで自動的に再表示されるため、情報を配置しても表示されません。
  • モードレス操作で使用するパネルのデータは、それぞれ 2000 バイトまでに制限されます。
注: モードレス操作は Windows ではサポートされません。