IMS プロジェクトのコンポーネント

Enterprise Developer での IMS プロジェクトのコンポーネントには、手動で作成またはプロジェクトに追加するファイル、およびプロジェクトのビルド時に生成されたファイルが含まれています。

次の既存の IMS コンポーネントを新規の Enterprise Developer プロジェクトに追加するか、またはこれらのコンポーネントを Enterprise Developer で作成する必要があります。
  • COBOL プログラム (複数可)
  • COBOL プログラム (複数可) で含められるコピーブック
  • PSB
  • DBD
  • MFS
オプションで以下のファイルをプロジェクトに追加できます。
  • .dbu ファイル - アンロードした IMS データベースからのデータ。IMSDBU unload コマンドを使用して作成されたファイル。
  • dbdname.dat - IMS データベース ファイル。
IMS プロジェクトをビルドすると、プロジェクトでのプロジェクト プロパティ設定およびコンポーネント タイプに応じて、次の生成されたファイルの一部またはすべてが Enterprise Developer によってプロジェクトに追加されます。これらのファイルには、トランザクションの実行に必要なランタイム ファイル、およびリスティング ファイルなどの情報系ファイルがあります。これらのファイルの場所は、プロジェクト プロパティでの設定によって決まります。
ランタイム ファイル
IMS トランザクションの実行に必要なランタイム ファイルを次に示します。
  • .dll または .exe - COBOL プログラムのコンパイルされた形式。
  • psbname.acb - PSB のコンパイルされた形式。
  • dbdname.acb - DBD のコンパイルされた形式。
  • psbgen3.dat - プロジェクトで PSB から生成された索引。高速なランタイム実行に特化してフォーマットされています。1 つまたは複数の PSB メンバーを含むことができます。
  • dbdgen2.dat および dbdgen2f.dat - プロジェクトで DBD から生成された索引。高速なランタイム実行に特化してフォーマットされています。1 つまたは複数の DBD メンバーを含むことができます。
  • imsgen2.dat - IMS トランザクション定義のコンパイルされた形式。
  • .mid.mod.dif、および .dof - 生成された MFS ファイル。
注: ディプロイした IMS アプリケーションを Enterprise Server で正常に実行するには、ランタイム ファイルを含むディレクトリをポイントするように ES_ACBLIB、ES_IMSLIB、および ES_MFSLIB 環境変数を設定する必要があります。詳細については、「IMS 固有の環境変数」を参照してください。
情報系ファイル
これらのファイルは、トランザクションの実行には必要ありません。これらには生成されたファイルについての情報が含まれています。
  • .lst - PSB、DBD、および MFS 生成による情報。
  • .mfsx - MFS 生成中に作成されるすべての MFS ランタイム ファイル、.mid.mod.dif、および .dof を提示します。
その他のファイル
.tlog - IMS フォワード回復を有効にしたとき作成されるログ ファイル。IMS フォワード回復を正常に実行するために、これらのファイルを保持する必要があります。