再ビルド ユーティリティ

データベース ファイルが破損しており、他の手段で回復できない場合、それを再ビルドする必要があります。そのような状況はまれですが、例えばシステムのクラッシュ時にファイルを開いたときなどに生じる可能性があります。

破損したデータベースを再ビルドするには、再ビルド ユーティリティを使用します。コマンド ラインまたは JCL から再ビルドを実行できます。コマンド ラインからの再ビルド ユーティリティの使用についての詳細は、「リビルド」を参照してください。

MFDBUJCL を使用して JCL 送信から再ビルド ユーティリティを実行するには、以下の手順に従ってください。

注:
  • データベース ファイルの再ビルドが必要な場合は、関連する索引ファイルも再ビルドする必要があるかについて考慮する必要があります。
  • 再ビルド ジョブをサブミットする前に、ディスク上に十分な空き容量があることを確認してください。

    再ビルドするファイルに必要な容量がなければなりません。また同じディレクトリで OUTPUT ファイルを作成するように指定している場合は、さらに追加の必須容量を考慮する必要があります。

JCL から再ビルドを呼び出すには、以下のステップを含めます。
//STEP01  EXEC PGM=MFDBUJCL,PARM='REBUILD'
//SYSOUT  DD SYSOUT=*
//SYSIN   DD *
OUT-PATH=DBPath
DB1
DB2
...
DBn
/*     
//
ここで、DBPath は破損したデータベース ファイルがあるディレクトリ、DB1DB2、および DBn は回復される各データベースの名前を表します。ただし再ビルドするデータベースの数に制限はありません。次に例を示します。
//STEP01  EXEC PGM=MFDBUJCL,PARM='REBUILD'
//SYSOUT  DD SYSOUT=*
//SYSIN   DD *
OUT-PATH=C:\IMS\BACKUP\DATABASES
BNKCUST 
BNKACC
BNKATYPE
/*     
//