コンテナーの既知の問題点および制約事項

Enterprise Developer をコンテナーとともに使用する場合は、次の制限に注意する必要があります。

デバッグ

  • Ubuntu では、Docker バージョン 18.04 のコンテナーの内容についてデバッグする場合、Docker ホストのカーネルをバージョン 5.0.0-27 から 5.0.0-31 に更新する必要があります。
  • コンテナー内の COBOL アプリケーションをデバッグする場合、アプリケーションへの入力を指定したり、アプリケーションからの出力を表示したりすることはできません。

全般

  • サポートされている Java は、バージョン 8 のアップデート 162 以降です。
  • CoreOS Container Linux、SUSE MicroOS、Alpine Linux などの軽量オペレーティング システムを使用して COBOL アプリケーションをコンテナー化することはできません。
  • PowerPC または S/390 チップセットの Linux 上のコンテナーで COBOL アプリケーションを実行することはできません。
  • Windows では、Micro Focus SupportLine のサポート スキャン ユーティリティ (MFSupportInfo) をコンテナー内で使用することはサポートされていません。
  • microsoft/windowsservercore イメージでサポートされている言語は英語のみであるため、そのイメージに基づいて、イメージで他の言語を使用することはできません。

    Docker デモンストレーションで作成される Windows 用の Enterprise Developer ビルド ツール のベース イメージは、microsoft/windowsservercore イメージに基づいた microsoft/dotnet-framework イメージに基づいているため、Docker デモンストレーションを使用して作成したすべてのイメージにこの制限が適用されます。

オペレーティング システム

Enterprise Developer および Docker の併用は、以下のオペレーティング システムでサポートされています。

  • Hyper-V 対応の Windows 10 (Pro または Enterprise エディション)
  • Windows Server 2016
注: VirtualBox または VMware がインストールされている PC では、Docker を使用できません。

Micro Focus 製品との併用

  • Enterprise Server for .NET で実行される COBOL アプリケーションをコンテナー化することはできません。
  • 内部ネットワーク アドレスを公開していないか公開できないコンテナー内でリージョンがホストされている場合、コンテナー内で MFDS_EXTERNAL_ADDR 環境変数が外部からアクセス可能なアドレスに設定されていないと、Micro Focus Enterprise Server Common Web Administration インターフェイスは起動されたリージョンの ESMAC/モニター構成に接続できません。