BMS マクロにおけるコメントの処理

BMS ペインタは、BMS マクロに埋め込まれた複数のタイプのコメントを認識できます。これらのコメントは、IBM SDF や SDF II などの製品によって BMS マクロで生成され、コピーブック (.cpy ファイル) で生成される COBOL フィールドに長い名前を指定する場合に使用されます。また、BMS ペインタは、垂直方向または水平方向に繰り返されるフィールド用の特殊なコメント タイプも使用します。

BMS ペインタにインポートする前に、どのタイプのコメントが BMS マクロに埋め込まれているかを知っておくことが重要です。間違ったタイプを指定すると、特定のフィールドが正しくインポートされないため、問題が発生する可能性があります。

注:

BMS ペインタは、SDF コメントだけを処理し、BMS ソースに埋め込まれている付随的なコメントをすべて無視します。付随的なコメントとは、ドキュメント化を目的とした、前述の COBOL フィールド名に関連していないコメントのことです。これらの付随的なコメントは、BMS インポート時には無視され、BMS ペインタによって生成される出力 BMS では再生成されません。

BMS ビルド設定で [Enable SDF features] チェック ボックスを選択した場合に BMS ペインタが処理できるコメントのフォーマットは、次のとおりです。

* 'COBOL-Name'
    DFHMDF POS=
* COBOL-Name
    DFHMDF POS=
* Group-Name.COBOL-name
DFHMDF POS=
* 'Group-Name.COBOL-Name'
    DFHMDF POS=