XML VALIDATE TEXT

この文には次のパラメーターがあります。

パラメーター 説明
DocumentPointer 文字列としてメモリに格納されている XML ドキュメントを参照する COBOL ポインター データ項目の名前。
DocumentLength DocumentPointer によって参照される XML ドキュメントの長さを含む COBOL 数値データ項目の名前。
SchemaName/ModelFileName DocumentPointer で指定された XML ドキュメントを検証するために使用されるスキーマ ファイルの名前またはモデル ファイルのセットの名前。

説明

XML VALIDATE TEXT 文は、DocumentPointer パラメーターおよび DocumentLength パラメーターで指定した XML ドキュメントをテストして、整形式の有効なドキュメントかどうかを確認します。

整形式の XML ドキュメントとは、XML 構文規則に準拠している XML ドキュメントです。有効な XML ドキュメントとは、整形式の XML ドキュメントであることに加えて、XML スキーマ ファイルによって指定される規則に準拠した内容を持つ XML ドキュメントです。スキーマ ファイルはユーザーが用意します。

注:UNIX システムでは、基礎となる XML パーサー (libxml) でスキーマの検証がサポートされていません。そのため、XML VALIDATE TEXT 文で XML ドキュメントの内容は検証できませんが、整形式かどうかは確認できます。

XML-data-group というデータ項目に状態値が返されます。このデータ項目はコピーブック lixmldef.cpy に定義されています。

注:Windows の XML 拡張では、Microsoft XML Parser 4.0 で XML ドキュメントをスキーマ ファイルに対して検証する際にドキュメント型定義 (DTD) が無視されます。そのため、DTD で宣言されているエンティティが定義されず、それらを参照することができません。Microsoft XML Parser 4.0 を使用する場合は、スキーマ ファイルに対する検証を行う前に、あらかじめ定義されている XML エンティティ以外のエンティティ参照を含む XML ドキュメントを XSLT スタイルシートで変換して、あらかじめ定義されている XML エンティティ以外のエンティティ参照を削除する必要があります。そうしないと、ドキュメントの検証に失敗します。

XML VALIDATE TEXT
    MY-DOCUMENT-POINTER
    MY-DOCUMENT-LENGTH
    "MY-SCHEMA".
IF NOT XML-OK GO TO Z.