例 4 疎な配列を使用したファイルのエクスポートおよびファイルのインポート

この例では、XML 拡張で疎な配列を使用する方法を示します。XML 拡張では、空のオカレンスと空以外のオカレンスが区別されます。オカレンスは、その数値基本データ項目のすべてがゼロ値であり、その文字基本データ項目のすべてがスペースである場合、空のオカレンスになります。それ以外の場合は、オカレンスは空以外のオカレンスになります。疎な配列は、空のオカレンスと空以外のオカレンスの組み合わせを含む配列です。空のオカレンスは、後続の空以外のオカレンスを特定 (添え字を決定) するために必要でない限り、エクスポートする必要はありません。したがって、通常、後続の空のオカレンス、つまり配列の最後にある連続する空のオカレンスは、エクスポートされません。また、疎な配列はインポートされる場合もあります。

このプログラムでは、まず、COBOL データ項目の内容から複数の XML ドキュメント ファイルを書き出します (つまりエクスポートします)。その際、XML ENABLE ATTRIBUTESXML DISABLE ATTRIBUTESXML ENABLE ALL-OCCURRENCES、および XML DISABLE ALL-OCCURRENCES 文のさまざまな組み合わせを使用します。その後、同じ XML ドキュメント (および 2 つの既存のドキュメント) を読み取り (つまりインポートし)、同じ COBOL データ項目に内容を配置します。

この例では、次の XML 文を使用します。