サーバー インスタンス プロパティ:MSS IMS TM 全般

このページを使用して、このエンタープライズ サーバーの IMS TM サポートを設定します。

このページにアクセスするには

  1. Enterprise Server Administration ホーム ページで、設定するエンタープライズ サーバー インスタンスの左側にある [Edit] をクリックします。
  2. サーバー インスタンス画面で、[Server > Properties > MSS > IMS > TM > General] タブを選択します。
[Message queue]

次の各フィールドを使用して、IMS メッセージ キューの属性を定義します。

[Use default queue name]
デフォルトのキュー パスおよびファイル名を使用する場合にオンにします。これは、デフォルトでは、%USERPROFILE%\Documents\Micro Focus User\Enterprise Developer\WORKAREA\esname\IMSMESGQ.dat で、esnameエンタープライズ サーバー リージョン の名前になります。
[Name]

IMS メッセージ キューの代替パスおよびファイル名を指定します。

[Maximum blocks]

メッセージ キューは約 64K バイトのブロックから構成されます。これらのブロックは、キュー スペースの割り当て単位となる 254 のセグメント (メッセージ セグメントではない) から構成されます。

メッセージ キューの格納に使用する最大ブロック数を指定します。必要に応じて、エンタープライズ サーバーの実行中にこの数を動的に変更できます。この値は、4 ~ 63488 の範囲で指定する必要があります。初期サーバー定義のデフォルトは 32 です。

スペースがない場合は、割り当て要求を満たすことができるまで TM スレッドが待機します。「"スペースなし"」の障害モードはハング状態です。

注: スペース不足によってハング状態が発生する可能性を低減するために、Enterprise Server では、割り当てられたスペースの特定割合 (クッション) を予約して、必要とされる適切な介入を実現します。この場合、回復が容易になるように、他のメッセージ キュー操作は制限されます。これらの制限は、クッションの割り当てが TM によって再取得されると除去されます。クッション率は動的に変更できます。詳細については、「IMS 制御」を参照してください。
[Queue buffer count]
これは調整コントロールです。バッファーが多いほど、メッセージ キューのアクティビティでブロックをメモリにスワップする割り合いが低下します。デフォルトは 2 です。
注: この設定を変更する場合は十分注意してください。
[Cold start]

このエンタープライズ サーバーを次回起動するときに削除する情報を選択します。

  • [None] - 情報は削除されません。これはデフォルトです。
  • [Stats only] - 統計のみが削除されます。
  • [Definitions and stats] - リソース定義と統計が削除されます。
  • [Everything] - メッセージ キュー データセットの新しいコピーが割り当てられ、以前のコンテンツはすべて破棄されます。
[Persist]

オンにすると、このエンタープライズ サーバーが起動するたびに [Cold start] オプションで指定したアクションを実行するように指定します。デフォルトはオフです。

[MFS path]

MFSGEN によって生成されるファイルの場所を指定します。デフォルトは $IDE_MODPATH です。

[MFS attribute bias]

このエンタープライズ サーバーで実行するトランザクション プログラムの属性を定義するときに前提となる方法を選びます。

  • [Binary] - デフォルト。プログラムは属性をバイナリ値として定義します。次に例を示します。
    05 ATTRIBUTE-VARIABLES.
       10 CURSOR-ATTR    PIC X(2) VALUE X"C0C1". 
       10 ERROR-ATTR     PIC X(2) VALUE X"C0C9". 
       10 OK-ATTR        PIC X(2) VALUE X"00C1". 
       10 PROT-ATTR      PIC X(2) VALUE X"00F1".
  • [Character] - プログラムは属性を文字として定義します。次に例を示します。
    05 ATTRIBUTE-VARIABLES.
       10 CURSOR-ATTR PIC X(2) VALUE "{A". 
       10 ERROR-ATTR PIC X(2) VALUE "{I". 
       10 OK-ATTR PIC X(2) VALUE " A".
       10 PROT-ATTR PIC X(2) VALUE " 1".

    この設定は ASCII 文字セットを使用してコンパイルされたプログラムに対してのみ有効です。EBCDIC を使用してコンパイルされたプログラムでは無視されます。

    [Character] を指定した場合、エンタープライズ サーバーは MFS 属性の値を、プログラムが EBCDIC としてコンパイルされた場合に使用される値に自動で変換します。例えば、'{A' を属性に割り当て、ASCII でコンパイルすることにより、生成された 16 進数の値 7B41 は、正しい値 C0C1 に変換されます。ここで、属性値をバイナリ データとしてコード化するように指定した場合、エンタープライズ サーバーによるアクションは行われません。

MFS null 文字

MFS NULL 文字として使用する文字を指定します。値は文字または 16 進形式で入力できます。デフォルトは16進数 0x00 です。

この設定は ASCII 文字セットを使用してコンパイルされたプログラムに対してのみ有効です。EBCDIC を使用してコンパイルされたプログラムでは無視されます。

[Actvity keypoint frequency]

キーポイントが生成される前に処理されるスレッド要求の数を指定します。この値は、0 ~ 65535 の範囲で指定する必要があります。デフォルトは 64 です。0 を指定すると、エンタープライズ サーバーの起動および停止時にのみキーポイントが生成されることになります。

[Trailing space]

オンにすると、このエンタープライズ サーバーにトランザクション名を入力するとき後続空白文字を追加する必要があることを指定します。デフォルトはオンです。

[Transaction threshold]

トランザクションのしきい値が超過したことを示すメッセージがコンソールのログに記録されるまでトランザクションが実行できる最大秒数を指定します。この値は、0 ~ 65535 の範囲で指定する必要があります。値 0 はしきい値なしを意味します。デフォルトは 0 です。

[Application path]

このエンタープライズ サーバーで実行するトランザクション プログラムの場所を指定します。デフォルトは $IDE_LAODLIB です。