Mainframe Subsystem Support (MSS) に関する問題

CICS Transaction Gateway での ECI インターフェイスの使用

CICS Transaction Gateway で ECI インターフェイスを使用するクライアントがあり、MSS で動作する CICS アプリケーションと通信する場合には、クライアント プログラムは AZTY の異常終了コードである ECI_ERR_TRANSACTION_ABEND の戻り値を受信する可能性があります。これは、複数のクライアントが同時にシステムと通信を試みましたが、MTO によってすべての要求が満たされなかったことを示します。この問題を回避するには、エンタープライズ サーバーの構成情報で環境変数 TX_UNICLI_SESSIONS を次のように必要なセッション数に設定します。

[ES-Environment]
TX_UNICLI_SESSIONS=<required-number-of-sessions>

デフォルトは 4 です。

CICS Transaction Gateway 構成のクライアント セクションの Maximum requests にも同じ値を設定します。

これを行うには、通常、ECI-ERROR_MAX_SESSIONS 戻り値を無視し、呼び出しを再試行するようにクライアント プログラムの変更が必要になります。たとえば、以下のようになります。

do
 {
   Rc = CICS_ExternalCall (&EciParms);
 } while (Rc == ECI_ERR_MAX_SESSIONS); 

この変更を行わないと、クライアント プログラムは以後も ECI_ERR_TRANSACTION_ABEND 戻り値を受信する可能性があります。

メインフレーム ユーティリティ

DSNTIAUL および DSNUTILB メインフレーム ユーティリティではエミュレーションは使用できません。

casstart コマンド

casstart コマンドは、コマンド ラインまたは Micro Focus Directory Server (MFDS) からのみ起動できます。たとえば、バッチ ジョブからは起動できません。