Enterprise Server インストール オプション (UNIX)

次のコマンド ライン引数を使用して、UNIX/Linux でサイレント インストールできます。root としてコマンドを実行する必要があります。

–silent -IacceptEULA

たとえば、次のコマンドを実行します。

setup_filename –silent -IacceptEULA

別の場所へのインストール

別の場所にインストールするには、-installlocation="Location" パラメーターを使用して別のディレクトリの場所を指定します。次に例を示します。

./setup_ent_server_7.0_platform -installlocation="full path of new location"
注: –installlocation の絶対パスを指定する際に変数を使用できます。たとえば、次の例は同等になります。
-installlocation="/home/myid/installdir"
-installlocation="$HOME/installdir"

-help オプションを入力すると、インストール スクリプトに渡せる追加のパラメーターの詳細を確認できます。

コマンド ライン引数を使用した RPM インストール

デフォルトでは、RPM インストール プロセスは、インストーラー スクリプトに渡すことができるコマンド ライン引数をサポートしていません。RPM は、独自のコマンド ライン オプションのみを解析します。

この制限を回避するには、環境変数 MFCMD を設定します。この変数で設定したすべての値が RPM インストール プロセスのインストール スクリプトで使用されます。

これは、Enterprise Server の構成オプションで非常に役立ちます。RPM プロセスに引数 -ESsysLog、-ESadminID、および -CASrtDir を 渡す必要があるためです。

これらを RPM インストーラーに渡すには、次のように RPM のインストールまたは更新コマンドの先頭で MFCMD="" 変数を使用して設定します。

MFCMD="-ESsysLog=Y -ESadminID=fred -CASrtDir=/my/location/for/files/" rpm -i RPM_INSTALLER_NAME.rpm

または、次のようになります。

MFCMD="-ESsysLog=Y -ESadminID=fred -CASrtDir=/my/location/for/files" rpm -U RPM_INSTALLER_NAME.rpm

Enterprise Server の構成

次のオプションを使用すると、Enterprise Server のインストールを構成できます。[ -ESsysLog="Y/N" ] [ -ESadminID="User ID" ] [ -CASrtDir="location" ]。各要素を次に示します。
-ESsysLog
Enterprise Server のシステム ログを有効 ("Y") または無効 ("N") にします。ログはデフォルトで有効になっています。ログ ファイルは /var/mfcobol/logs に保存されます。
-ESadminID
Enterprise Server System Administrator Process User ID をコマンド ラインから設定します (たとえば、-ESadminID="esadm")。デフォルトのユーザー ID は、インストーラーを実行するユーザー ID です。
-CASrtDir
Enterprise Server ランタイム システム ファイルが配置される場所を指定します (たとえば、-CASrtDir="/home/esuser/casrt/es")。デフォルトの場所は /var/mfcobol/es です。