リモート ホストへの接続時にサーバー側の問題を診断するには

リモート プロジェクトを開く際やリモート接続を確立する際に問題がある場合、Development Hub で接続診断ツールを実行し問題を絞り込みます。このツールではいくつかのサーバー側テストが実行されます。
注: クライアント側の診断ツールもあり、このツールの場合は Eclipse IDE から実行して接続の問題を解決する必要があります。

デフォルトでは、診断ツールは $COBDIR/remotedev にインストールされており、コマンド ラインからスーパー ユーザーの権限で次の構文を使用して実行できます。

ivp [options] 
[options] は次のとおりです。
-h
使用できる有効な構文を表示します。
-v
該当するテストの詳細な出力を表示します。たとえば、必須ツールのテストでは必要な個々のツールがリストされます。
-d port-number
DevHub デーモンで使用するポート番号。
注: このオプションが指定されていない場合、rdo.cfg で指定されているデフォルトのポート番号が使用されます。
-u user name
Development Hub に接続するユーザーの名前。
注: ユーザー名を指定しないと、実行できるテストが限られます。
-p password
ユーザー名のパスワード。
注: パスワードをコマンド ラインに入力しないことを選択する場合は、省略できます。該当するテストを実行する際には、パスワードの入力が要求されます。
-f {yes|no|only}
ファイアウォール チェックを診断の一環として実行するかどうかを指定します。デフォルトは「yes」です。「only」を指定した場合、ファイアウォール テストのみが実行されます。
注: ファイアウォール テストは、Red Hat 7.2 以降および CentOS 7.2 以降のプラットフォームでのみサポートされています。
-e {ip|name}
サーバーへの接続を試行している Eclipse クライアントを IP アドレスまたはホスト マシン名で指定します。
-x xhost:display-number
X Display 実装を実行しているクライアントおよびディスプレイ番号を指定します。これは X Display テストに使用されます。

ツールで一連のテストが実行され、PASS、WARN、または FAIL のいずれかのステータスが示されます。テストの失敗が致命的でない場合には、警告メッセージが表示されるだけで、引き続き以降のテストが実行されることもあります。各テストの概要および失敗の考えられる原因の説明については、次を参照してください。