Enterprise Server に関する問題

HTTP 403 ページ
ESMAC には、クロスサイト リクエスト フォージェリ攻撃に対する防御メカニズムが含まれています。そのため、ジョブの送信やリソース定義の更新などの保護された操作を実行する ESMAC へのリクエストで誤った認証トークンが送信されると、ブラウザーに 403 ページが表示されます。

ESMAC の使用中に 403 ページが表示される場合は、古い cookie の値が残っていることが原因でページがトリガーされている可能性があるため、セッション cookie をクリアしてみてください。ページが引き続き表示される場合は、Micro Focus カスタマー ケアにお問い合わせください。

同じブラウザー セッションでの複数のリージョンの使用
ESMAC には、クロスサイト リクエスト フォージェリ攻撃に対する防御メカニズムが含まれています。そのため、現在は、同じブラウザー セッションで 2 つの異なるリージョンにログインすることはできません。これは、認証プロセスの一部として cookie が使用されており、ESMAC セッションを有効に保つために各リージョンに独自のバージョンの認証 cookie が必要なためです。

この問題には、次のいずれかの方法で対処できます。

  • 他の実行中のリージョンと同時にアクセスするリージョンごとに、新しい ESMAC セッションをプライベート モードまたはシークレット モードの個別のブラウザー ウィンドウで開きます。
  • または、ESCWA を使用してリージョンを管理します。
Enterprise Server のアップグレード

Micro Focus Server のバージョンからのアップグレードで、Web サービス リスナーを持つエンタープライズ サーバーを保持してアップグレードした場合、ディプロイ時にリスナーが見つからないことを通知するエラーが表示されます。これを修正するには、次のいずれかの方法を使用してディプロイ前にリスナー名を変更します。

  • Enterprise Server Administration で、リスナー名を「Web Services」から「Web Services and J2EE」に変更します。
  • ディプロイ サービス (通常は「Deployer」という名前) を編集し、[Configuration Information] 領域に次の行を追加します。 [destination] listener=Web Services
  • ディプロイ サービスでリスナー名が指定されていない場合は、base\deploy\.mfdeploy ファイルを編集し、リスナー名を「Web Services」から「Web Services and J2EE」に変更します。
Enterprise Server でのダイナミック デバッグ

アプリケーションを実行しているエンタープライズ サーバーでダイナミック デバッグが有効になっていない場合、デバッグしようとするとアラートが表示されます。サーバーでダイナミック デバッグを有効にするには、Enterprise Server Administration の [Edit] ページで [Allow Dynamic Debugging] をオンにし、サーバーを再起動します。また、[ESMAC > Control] ページで [Dynamic Debug] をオンにすると、サーバーが停止するまでデバッグが有効になります。

Enterprise Server Administration Web ページ

Enterprise Server Administration Web ページのボタンが機能しない場合は、ブラウザーでアクティブ スクリプトまたは Javascript を有効にする必要があります。

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アクティブ コンテンツのブロック

Web ブラウザーでヘルプを参照する際にアクティブ コンテンツをブロックしていることを示すメッセージが表示される場合は、アクティブ コンテンツを許可する必要があります。

ヘルプの参照

Enterprise Server Administration Web インターフェイスを使用しているときに、ページの左側にあるメニューで [Contents] をクリックすると、別のブラウザー ウィンドウで Enterprise Server のヘルプを参照できます。このリンクが正しく動作するための条件は次のとおりです。

  • エンタープライズ サーバーに次のエントリを [virtual paths] セクションに含む Web リスナーがある。 docs=<ES>/help
  • エンタープライズ サーバーが起動している。
ESDEMO 構成

デフォルトのエンタープライズ サーバーである ESDEMO は、Web リスナーの構成情報が正しくないことがあります。ESDEMO の使用時にヘルプへのアクセスで問題が発生する場合は、[Edit Listener] ページを使用してエントリを修正してください。コンテキスト ヘルプおよび Enterprise Server の『構成と管理』では、この構成エントリに関する記述が修正されていないことに注意してください。上記のエントリを使用する必要があります。

新しくエンタープライズ サーバーを作成すると、必要な構成情報を持つ Web リスナーが自動的に作成されます。

パフォーマンス監視 - 動的バインドのエラー

Enterprise Server のコア テクノロジを含む製品が複数インストールされている場合、Windows パフォーマンス カウンターを使用したパフォーマンス監視は、最後にインストール (または修復) された製品に対してのみ機能します。

また、いずれかの製品をインストールした時点で、すべての製品のパフォーマンス監視機能がアンインストールされます。これは、監視を実行する残りの製品のインストールを修復することで復元できます。

COBOL ランタイムのバージョンをロードしてパフォーマンス監視を取得する場合は、インストールされている cas0perf.dll が同じ製品のランタイムでビルドされている必要があります。そうでない場合、すでにロードされているランタイムへのバインドが試行されるため、次のような動的バインドのエラーが発生する可能性があります。
Dynamic binding error on run-time entry point mF-Id_dynlnk ...

Enterprise Server のパフォーマンス監視が必要ない場合は、完全に無効にすることができます。無効にするには、HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\Micro Focus Server\PerformanceDisable Performance Counters という新しい DWORD レジストリ エントリを作成し、その値を 1 に割り当てます。

ランタイム
HP Itanium で Enterprise Server アプリケーションを 32 ビット モードで実行している場合に、「CASCD1057S JES Initiator for Server ... abended by signal 00004」のようなエラーが発生することがあります。この場合は、環境の COBMAINSTACK の値を 500000 より大きくしてデフォルトのスタック サイズを増やします。