接続の管理

制約事項: 本トピックは Windows 環境にのみ該当します。

DB2 データベースおよびアプリケーションを SQL Server に正常に移行するには、両方のデータベースへの接続を確立する必要があります。この接続は、Manage Connections ツールを使用するかまたは他の接続ユーティリティの組み合わせを使用して確立できます。

ODBC プロバイダー

ODBC 接続の場合、新しい接続を作成する際は、常に ODBC プロバイダーの利用可能なサポートされる最新バージョンを使用することをお勧めします。また既存の接続をアップグレードして、可能な限り最新のプロバイダーを使用することもお勧めします。

新しい SQL Server 接続の作成時、HCOSS では、システムにインストールされているサポート対象の最新の ODBC プロバイダーに接続がデフォルトで設定されます。[SQL Server Connection] タブまたは [Connection List] タブの SQL Server 接続については、インストールされているサポート対象の SQL Server ODBC プロバイダーのドロップダウン リストから選択できます。[Connection List] タブですべての SQL Server 接続に対して ODBC プロバイダーを設定することもできます。

重要: SQL Server 接続用の ODBC プロバイダーの選択は、システムまたはユーザーの接続に適用されます。Azure 接続では ODBC 接続は使用されません。Microsoft の「SQLServer」ODBC プロバイダーは、Microsoft Windows に付属の古いプロバイダーであり、多くの新しい Microsoft ODBC プロバイダーで利用できる一部の機能がありません。そのため、Manage Connections の ODBC ドロップダウン セレクターに表示されません。Microsoft ODBC プロバイダーのバージョンは、特定のバージョンの SQLServer のサポートを提供します。適切な ODBC プロバイダーの選択については、Microsoft の Web サイトにある「システム必要条件、インストール、およびドライバー ファイル」のページを参考にしてください。

サポートされる ODBC ドライバーについては、「追加ソフトウェア要件」の「SQL Server 用 HCO (HCOSS)」を参照してください。

OLE DB プロバイダー

HCOSS のデータ転送時に最適なパフォーマンスを確保できるように、Manage Connections ツールでは、次の OLE DB プロバイダーのいずれかがシステムで使用可能かどうかをチェックします。

  • Microsoft OLE DB Provider for SQL Server
  • SQL Server Native Client 11.0
  • Microsoft OLE DB Driver for SQL Server

Manage Connections では、SQL Server OLE DB 接続が直接作成されることはありません。代わりに、ADO.NET プロバイダーの System.Data.SqlClient および選択した ODBC プロバイダーが使用されます。Transfer Data ツールは、これらの特定の OLE DB プロバイダーと自動的に連携して最適なデータ転送パフォーマンスを実現できるように、Manage Connections で作成された SQL Server 接続の接続文字列を変換します。また、ADO.NET Connection Editor で接続を作成して、新しいまたは代替の OLE DB プロバイダーを使用することもできます。Transfer Data ツールで、これらのいずれかをターゲット接続として選択できます。