アクティブな出力ジョブおよびサーバーの再起動

現在実行中の別の エンタープライズ サーバー リージョンとカタログを共有する エンタープライズ サーバー リージョンを起動すると、起動プロセスによって、再起動されたサーバーのアクティブなジョブが完了キューにフラッシュされます。その結果、これらのジョブは各リージョンのアクティブ キューから消えます。フラッシュ プロセスでは、新たに起動されたリージョンと同じリージョン名を持つジョブのみがフラッシュされます。

サーバーを再起動した結果、ジョブがアクティブから完了に移動すると、JES の完了キューに表示されている完了コードが RFLS に設定されます。これは、再起動の結果、ジョブがフラッシュされたことを示します。

この動作を変更するために、これを無効にするように設定できる環境変数があります。

環境変数 ES_JES_DISABLE_RESTART_FLUSH がいずれかの値に設定されている場合、リージョンのジョブは、リージョンの再起動時にアクティブ キューから完了キューに移動しません。

この環境変数を使用する際には、次の方法が推奨されます。

これにより、オンライン サーバーでは、その電源を入れ直す際に JES のアクティブ キューをパージできなくなります。

注: 複数のリージョンを PAC で実行している場合や MFDBFH データベース ロックを使用して実行している場合、リージョンの起動時にアクティブなジョブのフラッシュは行われません。これは、起動中のリージョンと同じ名前の別のリージョンで現在アクティブなジョブが誤って削除されることを防ぐためです。